集英社文庫 2012年
益田さんのデリケートな言語感覚を本にしたもの。けど、なんで、
ちょっと笑っちゃうんだろうね。
そう言われてみれば、使わなくなった言葉ってけっこうある、「ガーン」
とか聞かなくなったしな。
あまりのデリケートさに、いや、それは「センシティブ」すぎるんじゃない
ですか、と言ったら、益田さんはどう反応するだろうか。
ボクも考えてみたら使えない言葉ある。小学生のころ、絶対殺す、と口癖の
ように言っていたが、(今、考えると怖い小学生だな。でも、そのころ流行っ
ていたのだ、絶対殺す)ハハにそんな言葉は使うな、と注意されて、使っては
いけないのか、気づいた。というか、今では映画でも、殺人シーンのあるものは
観るのやめてしまうし、殺す、と言う言葉は小説でも、あまり使いたくないの
だった。それにしても、こんなフツーの言いたくない言葉を書くボクは平凡だな。
ちょっとカマトトぶってるミリさんって、そう考えるとスゴいな、うん、才能あ
るよ、ホント…………合掌。
(鶴岡 卓哉)
益田さんのデリケートな言語感覚を本にしたもの。けど、なんで、
ちょっと笑っちゃうんだろうね。
そう言われてみれば、使わなくなった言葉ってけっこうある、「ガーン」
とか聞かなくなったしな。
あまりのデリケートさに、いや、それは「センシティブ」すぎるんじゃない
ですか、と言ったら、益田さんはどう反応するだろうか。
ボクも考えてみたら使えない言葉ある。小学生のころ、絶対殺す、と口癖の
ように言っていたが、(今、考えると怖い小学生だな。でも、そのころ流行っ
ていたのだ、絶対殺す)ハハにそんな言葉は使うな、と注意されて、使っては
いけないのか、気づいた。というか、今では映画でも、殺人シーンのあるものは
観るのやめてしまうし、殺す、と言う言葉は小説でも、あまり使いたくないの
だった。それにしても、こんなフツーの言いたくない言葉を書くボクは平凡だな。
ちょっとカマトトぶってるミリさんって、そう考えるとスゴいな、うん、才能あ
るよ、ホント…………合掌。
(鶴岡 卓哉)