古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

吉行淳之介エッセイ・コレクション1  紳士

2021-05-21 10:27:19 | 本の紹介

荻原魚雷・編  ちくま書房

 

つねづね紳士というものに憧れ、なれるものならなって

 

みたいと思っている。

 

この書は吉行氏の考える紳士論と同時に、自身のことを

 

語った本である。

 

ぼくは賭け事というものは、たしなまないのだが、それに

 

ついて読むのはわりと好きらしい。おもしろく読んだ。

 

阿川提督とも飲み仲間だったらしい。コイコイをよくやっ

 

たらしい。

 

吉行氏は喫煙者で一日40本は吸うということらしいが、

 

それが原因か、晩年は病気がちだったらしい。ご自分では

 

ニコチン中毒ではないというし、40本吸ううちの35、

 

6本は苦痛でしかない、と語っておられるので、それなら、

 

止めろよ、と思うのだが、止めないあたりが淳之介流だと

 

感じる。

 

それにしても、装丁の似顔絵、似すぎだぞ、南伸坊氏の

 

作であるという。……合掌。

 

 

あーあ、ヒマだなぁ。晩酌に、焼酎で一杯やって、肴にねぎっこ焼きでも買ってこようかなぁ。

 

コメント
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