古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

笑う街角    南伸坊

2021-07-22 21:15:15 | 本の紹介

ちくま文庫    1989年

 

やはり、1989年ころにはまだ街にスキがあった

 

のだろう。公衆電話ひとつとっても、極端に低いと

 

ころにある「和式電話」、椅子にポツンと置かれて

 

あった「涼み電話」、シャッターの外に締め出され

 

ているようなカンジだった、「飼い赤犬電話」、そして

 

檻の様に入れられた「囲われ電話」。恐らく、令和の

 

今となってはすべて失われてしまっているだろう。

 

街を歩いていても、トマソンはぼくはあまり見ない。もう

 

幻となってしまったのか、街のトンチンカン、人のトン

 

チンカンはいつしか消え去る運命なのかもしれない。

 

広島ではホームレスも少ない。広島太郎と名乗る、人物

 

トマソンがひとり、この前見かけたが、ひとり言を口走り

 

、爆笑していた。いやはや。……合掌。

 

コメント
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