古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ともだち ねむの木 そして私1 宮城まり子

2022-07-12 23:11:08 | 本の紹介

集英社   1978年

 

吉行淳之介氏の愛人というイメージが強いが、障害者施設

 

ねむの木学園の学長でもあった。1978年当時はねむの木

 

の詩がきこえる、などの映画も撮られていて、数々の賞を

 

受賞している。その功績は今も語り継がれているのではなか

 

ろうか。いや、あんま聞かないか。

 

その忙しさは目に余り、実際、過労で入院を何度もしていらっ

 

しゃる。その合間を縫って、の、この本であるが、これがすごく

 

いいのである。その熱量は大したもので、やさしくね、やさしくね

 

やさしいはつよいのよ、というメッセージはなにより心に響いてくる。

 

その映画もぼくは見たような気もするが、よくは覚えていない。

 

文章も句読点がはじめ、打ち過ぎではなかろうか、と思ったが、読

 

んでいるうちにそれほど気にならなくなる、というか、後半、

 

句読点の打ち方がうまくなってくると、なんか物足りなく感じてくる。

 

2もあるので、読んでみよう。

 

コメント
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