十五年の孤独 七佳弁京

今日はパソコンも動いてくれるので、レビューの

方をやっていきたいと思いやす。

「NOVA」所収。

軌道エレベーターを十五年かけて単独で宇宙まで登攀

する話。父親は、宇宙エレベーターの事故で亡くして、

宇宙鳥っていう宇宙をさ迷っている鳥なんだか、なんな

んだかが、重要なキャラになっている。うーん、この

話、十五年かけて人力だけで宇宙に行くって、意味が

あんのか？　その前に、そんなのに応募する主人公、

本井のようなとち狂った男がいるとは思えない。いろいろ

と問題が山積しているのではないのか、とも、思うのだが。

小説自体は読んでいて、ただ、面白かった。でも、じっくり

考えると、ねえ。こういう話しは詰めちゃあいけないのか

もね。右から左に受け流すくらいで丁度いいのかも

しれない。

　　（読了日　２０２３　６・２２（木）０：５２）
　　　　　　　　　　　　　　　　（鶴岡　卓哉）