生きているだけで、なんでこんなにつらいんだろう、と
思うこともありますよね。でも、なんとか、やっていかな
きゃならんのですよ、これが。
今日は、熊ですよぉ。
ちくま文庫 昭和54年
先日、読んだ吉村氏の「熊嵐」という本があまりにも
衝撃的でおもしろく、この本は偶然、買ってあったので、
さっそく読んでみた。
この本は取材して熊撃ちを毎月書いてらしたらしく、
熊嵐はこの本の副産物だということだ。現地に行って、
猟師に直截話しを聞いて書かれているだけあって、近来の
頭でっかちの小説とは違い、地に足がついた、風を感じる
ことのできる小説だ。こんな体験型ともいうべきすばらしい
小説と出会えたことはとてもラッキーだった。
七話構成になっていて、オムニバス形式になっている。その
どれもが、熊の怖さが、そして、畏怖する心というものの素
晴らしさを感じずにはいられないものばかりだった。
(読了日 2023年7・7(金)23:21)
(鶴岡 卓哉)
思うこともありますよね。でも、なんとか、やっていかな
きゃならんのですよ、これが。
今日は、熊ですよぉ。
ちくま文庫 昭和54年
先日、読んだ吉村氏の「熊嵐」という本があまりにも
衝撃的でおもしろく、この本は偶然、買ってあったので、
さっそく読んでみた。
この本は取材して熊撃ちを毎月書いてらしたらしく、
熊嵐はこの本の副産物だということだ。現地に行って、
猟師に直截話しを聞いて書かれているだけあって、近来の
頭でっかちの小説とは違い、地に足がついた、風を感じる
ことのできる小説だ。こんな体験型ともいうべきすばらしい
小説と出会えたことはとてもラッキーだった。
七話構成になっていて、オムニバス形式になっている。その
どれもが、熊の怖さが、そして、畏怖する心というものの素
晴らしさを感じずにはいられないものばかりだった。
(読了日 2023年7・7(金)23:21)
(鶴岡 卓哉)