古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ラオスにいったい何があるというんですか?  村上春樹

2023-09-24 09:59:29 | 本の紹介
最近、思うのは、部活精神って大事だな、ってことだね。大人に

なっても、お金お金ではなくて、趣味みたいに楽しむことって忘れ

がちになるからさ。部活って、あんなに一生懸命やっても一銭にも

なんないんだよ。ま、そこらへんが、やはり、考えどころなんだろ

うな。

推敲も第二作に入っていて、ラップが題材のヤツが、終わったね。

次も、やんなきゃ。けど、楽しくて仕方なくて。やんなっちゃう。

創作って、苦しくなきゃだめらしいからさ。でも、そうじゃ

ない読んで楽しいのは、書いて楽しんだものなんじゃないかな、と

いう気がしないでもない、今日この頃なのだった。

さ、村上春樹さんのレビューいってみっか。

文春文庫 2018年

様々なときの旅行気分や、世界観が時代も20年に渡って描かれている。

ボストン1 1995年、このころの春樹氏はとても良かった、A+だ。

でも、2013年ころになると、どうもだめになってくる。あの「サムシ

ング」がなくなってしまってきている。で、とうとうぼくもこの本をほっぽ

りだして、寝かせておいた。一か月ほどして、白い道と赤いワイン2015

年あたりから読みすすめ、くまモンの来熊(らいゆう、と読むらしい)の

訪問記を読んだが、辛さしかなかった。なにがこう、ってはっきり言えるも

のではないのだけど、春樹氏はやはり歳と共に失ってしまったということだ。

風について、誰にもまして描くことができるようになっただろう、でも、

でも、だ、それだけではない、なにか切実な例えようのないエナジーに近い

サムシングを失ってしまったようだ。

          (読了日 2023年7・14(金)23:43)          



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