「おいしいおはなし」所収
秋山ちえ子という人をぼくは存じ上げなっかたのだが、
評論家ということらしい。30過ぎくらいから、ラジオ
文筆の仕事を始めたらしい、1917年生まれ。
著作は多いらしいが、それらの本には出会ったことはなか
った。当然、亡くなられているだろう。こういうお方も
いらっしゃるのだなあ。
「ねこ弁」とは、その名の通り、鰹節をあしらった弁当らしく
駅弁の代わりに持っていくらしい。「無花果」には、エデンの
園での一件が描かれていて、無花果を買ったことが描かれている。
戦時中に、無花果の実が成っていて、一個だけ頬張ったらしい
が、そのうまそうなこと、涎が出る。先日、無花果の季節に
ぼくも幾度か無花果を買い求め、口にした。ハハの好物が無花果
なのである。「秋山食堂」では、普段着の料理で人をもてなす
ことが描かれている。ぼくはよそんちの料理がだめなんだったわ、
残念。
(読了日 2022年11・30 1:15)
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