集英社文庫 1996年
なにも知らなくて、それも女の子の詩集だと思って買った。17歳で
ギターで感電死、なんて天才的な死に方だ。それもBOOWYの氷室京介
氏や松井氏と同級だったという。バンドもいっしょに組んでいたとい
うから、死にさえしなかったら、BOOWYの主要メンになっていたって
ことだ。うー、なんてこった、ぼくの青春時代、RUN‐DMCと尾崎豊と
BOOWYは欠かせない存在だった。ぼくのジェイ・マスター・Jに次ぐ
神になっていたかもしれないのだ。
絵はすごくいいが、詩は、詩もいいのだが、きっと書き続けて、完成された
形の3割、4割といったところだろうか。文章も若書きだ。
しかし、詩は何度も読んでいると大器な感じが随所に見られ、〈17歳のポ
ケット〉とはいいタイトルを付けたもんだ、と感心する。
ぼくはかれの三倍生きてしまった。だからってなんだ、という感じもするので
17歳で死のうとそれはそれでいいのだ。けど、このままだと、ぼくは
彼の4倍も5倍も生きてしまいそうだ。なんだか恥ずかしい。……合掌。
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