集英社文庫 1997年
あるく魚とはシーナ氏のことだと本人はいう。1995年から96年
のシーナ氏のあわただしい日々を描いた日記。この人の不思議なところ
は、その体力もさることながら、あれだけ好きにビールだのを喰ったり
飲んだりしているのに腹が出っ張らないところだと思う。フツーの男
なら速攻ビールっ腹ででっぷりと腹が布袋様のようにでてしまう、と
思うのだが。まあ、これだけ動いているのだから、消費しているのでし
ょうねえ。スーパー超人シーナといっていいと思う。フツーの人がこんな
生活を一か月もしたら再起不能になるんではないか。それを十数年続け
ていたというんだから驚きだ。
ぼくは絶対にこんな生活はいくらもらってもイヤである、ということは
明かだ。息が詰まって、即死亡だろう。……合掌。
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