新潮文庫 2011年
全体的に「重く」感じた。熊田という女の思い込みか
、ハメたり、ハメられたり、あまり気持ちの良いもの
ではない。
心理劇といえて、そこには生きる決意があるわけだが、
「恥」という人間の持つ弱さをかきむしるところが、
なんか痛かった。
熊田という女は結局、一発逆転はできなかった、と
ボクは見た。結局、おとしめられ、狂ってしまい、
精神病院か何かにはいってしまった、と。
向伊という男は、ホントに計算ずくで恐い男である。
それが魅力ある男とは、ボクにはとても思えんがね。
それは、ボクがおじさんだからかねえ。
全体的に「重く」感じた。熊田という女の思い込みか
、ハメたり、ハメられたり、あまり気持ちの良いもの
ではない。
心理劇といえて、そこには生きる決意があるわけだが、
「恥」という人間の持つ弱さをかきむしるところが、
なんか痛かった。
熊田という女は結局、一発逆転はできなかった、と
ボクは見た。結局、おとしめられ、狂ってしまい、
精神病院か何かにはいってしまった、と。
向伊という男は、ホントに計算ずくで恐い男である。
それが魅力ある男とは、ボクにはとても思えんがね。
それは、ボクがおじさんだからかねえ。