文春文庫 2008年
芥川賞受賞作。
これを読むと、そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります、はわざと
難解に書いたのかとも思われるが、未熟だったためらしい、というのが真
相のようだ。
ずいぶん文章が巧くなっている、よどみなく、自説というか小説らしい、
理屈っぽさで責め立ててくる。それはそれで嫌いじゃない、川上さんの文体
は上手下手に限らず独特の魅力がある。音楽をやられているから、リズム的
なことなのかもしれないが、ボクの感覚と合うようで。でも、音楽をやられて
いるところを動画で見たがそっちは趣味じゃなかったので、見なかったこと
にして、動画を静かに閉じさせていただいた………………合掌。
(鶴岡 卓哉)
芥川賞受賞作。
これを読むと、そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります、はわざと
難解に書いたのかとも思われるが、未熟だったためらしい、というのが真
相のようだ。
ずいぶん文章が巧くなっている、よどみなく、自説というか小説らしい、
理屈っぽさで責め立ててくる。それはそれで嫌いじゃない、川上さんの文体
は上手下手に限らず独特の魅力がある。音楽をやられているから、リズム的
なことなのかもしれないが、ボクの感覚と合うようで。でも、音楽をやられて
いるところを動画で見たがそっちは趣味じゃなかったので、見なかったこと
にして、動画を静かに閉じさせていただいた………………合掌。
(鶴岡 卓哉)