池波正太郎作品と言えば、鬼平犯科帳、剣客商売そして仕掛人・藤枝梅安が真っ先に浮かぶ。その他にもさむらい劇場、雲霧仁左衛門など時代劇が殆どである。が、現代小説もないことはない。ここにその幾つかを紹介したい▼写真1は単行本になっている長編小説”青空の街”である。申し訳ないが内容は全く覚えていない。ページ数は600ページある。1980年に単行本として出されている。この本以外にもう単行本がもう1冊、本箱にある。写真2は”原っぱ”の名のある本である。1987~88年に執筆されている▼これ以外にないのでは?と思っていたがまだる。写真3は”剣法一羽流”の題名が付いた短篇集を集めた本である。時代劇の短篇集かと勘違いしそうだが、写真4が目次である。”冬の青空”からの3作品は現代小説である▼電子ブックを読み始めて何気なく池波作品を見ていたら初期の作品でまだあった。”娼婦の眼”である。1981年の頃に書かれている。今年になって新装版として出されたようでこれが電子版にもつながったようだ。早速、購入して読んでいるがなかなか進まない・・・▼池波正太郎氏も藤沢周平氏も私が夢中になっていた頃に亡くなられた。池波氏が平成2年、藤沢氏が平成9年、もう20年前後になる。未だに両氏の小説から卒業できない、この卒業は生涯出来そうにない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます