映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

セレステ∞ジェシー

2013年06月14日 | 映画(さ行)
親友でいるために離婚???



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学生時代に恋に落ちて
そのまま結婚したセレステ(ラシダ・ジョーンズ)と
ジェシー(アンディ・サムバーグ)。
セレステは仕事も順調、
仕事に生きる自分に自信たっぷりで、自分の道をまっしぐら。
一方、ジェシーは売れないアーティスト。
二人は馬鹿げたことでも笑い合える、非常に馬の合う相手ですが、
セレステのほうがそれでは物足りなくなってしまったようなのです。
“永遠に親友でいるために”離婚を決意し別居しているのですが、
家は隣同士で結局いつも仲良く二人でいる。
友人たちはそれを全く理解できず、
彼らを非難したりもします。
しかし、あることから二人は
毎日共にはいられなくなってしまいます。
セレステは、ジェシーには自分が必要と思っていたのですが、
実は彼を必要としていたのは自分の方だったと気がつくのです・・・・・・・。



ラシダ・ジョーンズが本作脚本と製作総指揮も担当しています。
だからまあ、ご本人も確かに今注目株で、
“できる”女性なのでしょうね。
う~ん、私はそういう女ではないからなのか、
どうにもセレステには感情移入できず、
だから全体にもなんだかピンとこない作品でした。
そもそも、はじめから結婚しないという選択ならわかります。
それが一旦結婚しておいて、
“親友”でいたいから離婚
・・・という前提自体、理解できかねます。
今時の若い方でも、日本人ならそうじゃないかなあ・・・。
それとも私の考えがやはり古い?



あまりにも自分本位なセレステなので・・・、
たぶんこういう人は女友達がいなさそう(でもいるんですよね・・・)
なんてつまらない想像まで呼ぶ。
う~ん、私にとっては、残念作でした。


「セレステ∞ジェシー」
2012年/アメリカ/92分
監督:リー・トランド・クリーガー
出演:ラシダ・ジョーンズ、アンディ・サムバーグ、イライジャ・ウッド、ウィル・マコーマック、エマ・ロバーツ

満足度★★☆☆☆