映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ハニーレモンソーダ

2023年02月27日 | 映画(は行)

ラウールを楽しもう!!

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先日Snow Manの岩本照さん主演作を見たので、
こちら、ラウール主演作も引き続きミーハー視聴。

中学時代いじめられていた自分を変えたくて、
自由な校風の高校に入学した石森羽花(吉川愛)。
彼女はそこでレモン色の髪をした界(ラウール)と出会います。

界は人気者で自由奔放。
そんな彼がなぜか羽花のこと気にかけ、
自らを「石森係」と言って、色々と助けの手を差しのばしてくれます。

羽花は、そんな界に惹かれていくのですが、
しかし界にはなにか乗り越えられない壁のようなものがあって、
なかなかその内面に触れることができません・・・

いかにも少女漫画の見本という作品。

カッコ良くて人気者だけれど、どこか翳りを帯びて内面をのぞかせない少年。
そして、なかなか自分の殻から抜け出せないでいる少女が、
彼に感化されて少しずつ強くなり成長していく。
そして彼をも変えていく・・・と。

まあ、そんなところでこの役はまさにラウールのためにあるというか、
別にいえば若手イケメン俳優なら誰でもできてしまうという役かもしれません。

そんな中でもちょっと心に残るセリフがあって、

羽花は「石森」という名字なので、
「石のようにじっとして耐えていればいい」と言うのですが、
界は言います。

「おまえは、石は石でも宝石だ」

そして、
「困ったことがあったら、いつでもオレを呼んで。
オレね、空を飛べるんだ」と言う界。

それが終盤、いつの間にかたくましく成長している羽花が同じことを彼に言うのです。

「困ったことがあったら、いつでも私を呼んで。
私ね、空を飛べるんだ」。

 

名ゼリフが心に残った作品。

ラウールはあのダンスの表現力を見ても、役者としての力は十分にありそうなのですが、
何分にもルックスがずば抜けてよすぎて、
どんな役にも向くというわけに行かなさそうなのが残念であります。

本作はラウールを楽しむためには見るべき価値はあるけれど、
それ以外はまあ、それなり。

 

「ハニーレモンソーダ」

2021年/日本/111分

監督:神徳幸治

原作:村田真優

出演:ラウール、吉川愛、堀田真由、岡本夏美、濱田龍臣、板東龍汰

 

胸キュン度★★★★☆

ラウールの魅力度★★★★★

満足度★★★☆☆



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