四の五の言わずに楽しめばいい
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これ、まだやってたの?というくらいのタイミングですが、やっと見ました。
東映70周年記念という歴史大作。
織田信長の物語ではありますが、歴史そのものではなく、
信長と濃姫(帰蝶)の二人の物語。
大うつけと呼ばれる尾張の織田信長(木村拓哉)の所に、
敵対する隣国、美濃の濃姫(綾瀬はるか)が、政略結婚として嫁いできます。
信長は濃姫を尊大な態度で迎え、勝気な濃姫は臆さずに反抗。
いきなり二人のバトルが始まります。
そんな様子で、とても仲睦まじくとはいかないものの、時は過ぎていきまして・・・
あの、今川義元との対戦時。
圧倒的戦力差に絶望を感じている信長は、
濃姫に励まされ、共に戦術を練って奇跡的勝利へと向かいます。
いつしか強い絆で結ばれていく二人・・・。
実際にはあり得ないでしょという部分も、
エンタテイメントとして楽しめるので、それもアリかな?と思います。
二人のラブストーリーはともかく、
その他の配役や役割には興味深いところがたくさんありました。
秀吉に音尾琢磨さん。
家康には斎藤工さん(特殊メイクで、はじめ誰だか分からなかった・・・)。
そして、明智光秀に宮沢氷魚さんというのはなんともユニークな配役ですね。
光秀が家康饗応の席で、信長にひどく叱責を受けたというその真の理由、
そして、あの本能寺の変の理由、実に新解釈でした。
炎の中で、信長が見る幻影にはちょっと泣かされます。
そして、森蘭丸役のあの美少年は誰だっけ?と思ったら、市川染五郎くんでした!
鎌倉殿にも出ていましたよね。
まさしく今注目株の美少年。
さすがの豪華作品。
楽しませてもらいました。
<シネマフロンティアにて>
「レジェンド&バタフライ」
2023年/日本/168分
監督:大友啓史
脚本:古沢良太
出演:木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、和田正人、斎藤工、北大路欽也、音尾琢磨
歴史新解釈度★★★★☆
満足度★★★.5
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