闘う女子高生
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17歳、女子高生のゾーイは、幼い頃から軍人の父にサバイバル術を学び、
また時には父と狩りを楽しんでいました。
しかし、母の死をきっかけに、父娘の関係に深い溝ができてしまいます。
ある日、彼女の高校にテロリストが乱入。
カフェにいた生徒たちが次々と銃弾に倒れて行く中、
運よくトイレにいたゾーイは、なんとか校舎の外に脱出します。
しかし、校舎の中にいる友人たちを救うため、テロリストと闘うことを決意し、
再び校舎へ戻っていきます。
一方、父はニュースで娘の高校に銃撃犯が侵入したことを知り、高校へ向かいます。
米国の学校への銃撃犯の侵入は、もはや社会問題でもあります。
本作はそれが警察ではなく(もちろん警察も駆けつけますが)、
生徒が、しかも女子生徒が銃撃犯に立ち向かい、
多くの教師や生徒らを助け出すというところがミソ。
やはり、近年の女性は強いなあ・・・。
銃撃犯らは複数名のチームなのですが、ゾーイは1人、また1人と倒して行って
犯人のリーダーを追い詰めます。
彼らは、この犯罪を少しでも世間に誇ろうとして、SNSで生配信。
これもまた、現代ならでは・・・。
銃撃犯に脅されて、スマホのカメラを彼らに向けて撮影を続けるのが、
ほのかにゾーイに好意を持っているらしき男の子で、
トイレに行ったきり戻ってこなかった彼女を案じ続けている
・・・というなりゆきもまた興味深いところです。
そしてまた、高校に駆けつけた父が、思わぬ方法で娘を援護することになるというのもミソ。
気持ちがすれ違っているようだけれど、いざとなると互いを信じ合う父と娘。
ゾーイの亡き母がときおりゾーイの目前に現れて、ゾーイを励ますというのもいいな。
何しろ、強い女の子の話は好きなので、たのしめました!!
<Amazon prime videoにて>
「ラン・ハイド・ファイト」
2020年/アメリカ/110分
監督・脚本:カイル・ランキン
出演:イザベル・メイ、ラダ・ミッチェル、トーマス・ジェーン、イーライ・ブラウン
スリル度★★★★☆
タフな女の子度★★★★★
満足度★★★★☆
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