殺してないけど、他の理由で死んでいく人も多い・・・(?)
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シリーズ第2作。
前作は見たのに、そういえばこちらをまだ見ていなかった、ということで。
裏社会で誰もが恐れる伝説の殺し屋・ファブル(岡田准一)。
一年間誰も殺さず普通に暮らすように、とボスから命じられ、
素性を隠し、佐藤アキラと名乗って相棒・ヨウコ(木村文乃)と
兄妹を装って暮らしています。
・・・という前提のママなので、前作からまだ一年経っていないということなのでしょう。
さて、この度登場するのは、
表向きNPO団体「子どもたちを危険から守る会」代表の宇津帆(堤真一)。
彼は綿密な計画で若者を騙し拉致して、
家族から身代金を巻き上げた上で殺害するという、なんともイヤラシイ悪人。
しかも宇津帆は何やらファブルに対して恨みを抱いているらしい・・・。
一方アキラは、過去に彼が関係した事件で、
巻き込まれて歩けなくなった少女・ヒナコ(平手友梨奈)と出会いますが・・・。
先日見た「フライ,ダディ,フライ」で共演した堤真一さんと岡田准一さん。
ここでまたの共演を見るということに、ちょっと感慨を覚えてしまいました。
今の岡田准一さんは、さすがにすでに「オジサン」ではあるけれど、それもまた良し。
触ると切れそうな感じの若い頃ももちろんいいけれど、
そうした時代を経た大人もまたいいものです。
さて本作、冒頭の暴走する車から少女を助け出すシーンとか、
終盤の、マンションの足場が崩れていく中のアクションとか、
なかなか迫力があって楽しめました。
日本のこうしたアクションシーンも、なかなかバカにできなくなってきました。
殺さない殺し屋とはいえ、ここまでやったら実は何人かは死ぬのでは?
と思ったりもしますが。
おとぼけ変人のアキラにファブルのスイッチが入った時の変化。
こういうのも楽しいんだなあ・・・。
この、ファブル休業中の一年がもっと長く続いて、
また続編があればいいなあ、と思いました。
<WOWOW視聴にて>
「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」
2021年/日本/131分
監督:江口カン
原作:南勝久
出演:岡田准一、木村文乃、平手友梨奈、安藤政信、堤真一、山本美月、佐藤二朗
アキラとファブルのギャップ度★★★★★
アクション度★★★★☆
満足度★★★★☆
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