映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

007/ユア・アイズ・オンリー

2012年01月14日 | 007
テンション低下

                 * * * * * * * *

007シリーズ12作目ですが・・・
なんだかテンション低いですね。
もう飽きたというか、このシリーズを見るのが苦痛になってきた気がする・・・。
特に今作は・・・。
説明すべきあらすじなんてほとんど無いですしね。
東西の軍事バランスに多大な影響を及ぼすミサイル誘導装置ATACが、搭載した船ごと海底に沈みます。
それをどちらの陣営が引き上げ、手に入れるか、というのが眼目。
西側の代表がボンド、東側はギリシャの大富豪クリスタトスという構図。
まあ、どうでもいいのですが、追いつ追われつが延々とくりかえされる・・・と。
はっとするような新型マシンもなかったし、全体にもテンポがゆるくて。
最後まで見るのが苦痛でした。
何でこんなに無理してまで見なきゃならないのか、疑問になってきた。
これまではアナログの時代の中でも精一杯想像力豊かにいろいろな新型マシーンが登場して、
今見てもちょっとは面白かったよね。
今作はどうもイマジネーション欠如。
今時どこにもないような旧式パソコンが出てきたりするのはかえってしらけるというか・・・。
公開当時はそれが最先端だったんだろうけどね。
ITが現実、身近なものになりつつあるところが、
今から見ると逆に古さを感じさせてしまうと言うことか。
今作で一番面白かったのは、北イタリアコルチナのスキーリゾートシーンだね。
ボンドがいろいろなウインタースポーツをやってみせる。
ジャンプまでしたからね。
ちょっぴりコミカルで、楽しいシーンでした。
この作品、音楽がまたよくないのだな。なんだか明るすぎです。
もうちょっと、緊張感とか色っぽさとかダークな感じとか、マイナーなイメージもないと・・・。
これまでかろうじて音楽で大人の作品にとどまっていた部分もあるのに、これではね・・・。


・・・と、さんざんに言ったところで、次作「オクトパシー」なのですが、
なんとTSUTAYA DISCAS では見つからなかった・・・。
そこまで人気が落ちてきていたのか。
この品揃えもどうかとおもうけど・・・。
今作のできがよくないので、見限った人が多かったのでは・・・?
いやあ、やっぱりね。
ほんと、もうよしましょうか。
けど、せっかく乗りかかった船なんだからさ。
それでもまだまだ続いたところを見れば、また、面白くなるのかもしれないし。
とりあえず、次回は気分を変えて、その「オクトパシー」と同年に公開された「ネバーセイ・ネバーアゲイン」にしよう!
なんとこれがショーン・コネリーの返り咲き。
ちょっとは期待できるかな?

007 ユア・アイズ・オンリー アルティメット・エディション [DVD]
ロジャー・ムーア,トポル,キャロル・ブーケ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


007/ユア・アイズ・オンリー
1981年/イギリス/128分
監督:ジョン・グレン
出演:ロジャー・ムーア、ジュリアン・グローバー、キャロル・ブーケ、トポル


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