持ってるヤツ
* * * * * * * * * *
さて、007シリーズ第24作目。
ダニエル・クレイグ版としては4作目になりますね、007!!
前作からはもう3年なんだ・・・。早いなあ。
相変わらず、ダニエル・クレイグはスタイリッシュでカッコイイわ~。大人の魅力。
本作の冒頭はいきなり、メキシコなんだよね。
それも「死者の日」の祭り、パレードの最中。
人々は思い思いにガイコツの衣装やマスクを身に着けて・・・。
こんなお祭りがあるなんて知らなかったけど・・・。
賑々しいお祭りの中で、ちょっと緊張感を帯びたマスク姿の男女が、ある建物の中に入っていく。
ふむふむ、これこそが、ジェームズ・ボンドなんだねえ。
で、そこから続くオープニングの度肝を抜くアクションに次ぐアクション!!
ビルは爆破されて倒壊するワ、ヘリコプターの上で格闘するワ・・・
これがオープニングだなんて、なーんて大盤振る舞い。もったいない!!
いやもう、ここでがっしりハートをわし掴みされちゃいます。
さて、なぜ彼がメキシコなんぞにいたのか。
それは仕事ではなく、彼の個人的活動だったのだけれど、
・・・後にこれは、前任のM(ジュディ・デンチ)が言い残したことと関係することが分かるんだな。
だからこれは単なる前フリではないわけだ。
その後ローマ、オーストリアなど世界各地を点々として、
ボンドは巨大な悪の組織「スペクター」の存在を知ることになる。
スペクターは、以前のシリーズにも出てきた宿敵の名前なんだよね。
そしてまたそれは、前作「スカイフォール」のラストで焼け残った写真と、
これもまた関連することがわかってくるんだね。
それはボンド自身の過去に関係している・・・。
おお!!ミステリアス!!
えーとつまり前作と本作は対になっているんだよね。
前作「母から見放された兄と、未だに愛されている弟」という軸があった。
そして本作は「父から見放された兄と、愛され続けた弟」ということになる。
実際の親子関係ではなくて、そういう構造ということだね。
そうかあ、なるほど~。
イヤイヤ、でもまあそれはほんの隠し味程度のことなので、
前作を見ていない人でも問題なく楽しめるので、気にしないように。
それから、本作では国家安全保障局の新しいトップ、Cという人物がでてくるのだけれど、
彼はMI6の「00」部署はもう時代遅れで必要ないなんて言ってる。
それでM(レイフ・ファインズ)を筆頭とする「00」部署解散なんてことになっちゃうんだよね。
だからボンドは組織の後ろ盾がないままに行動しなければならなくなる。
だがしか~し!
ボンドには長年親しんだ味方がいるわけですよ。
ITと最新型小道具(ボンドカーも含めて)担当Q(ベン・ウィショー)。
マネーペニー(ナオミ・ハリス)。
そして、M。
今回はQの出番が多くて嬉しかったし、研究室の外に出てきたのもいいよね~。
ボンドガールは、モニカ・ベルッチとレア・セドゥー。
ボンドガールは大抵いかにもお色気たっぷりという感じなのだけど、
レア・セドゥーは、ちょっと違う感じ。
でも個性的でステキでしたー。
女性にも好かれそうな感じだよね。
クリストフ・ヴァルツは個人的にこの間「ゼロの未来」でみたばっかりだったんだけど。
前作、ハビエル・バルデムと比べるとパンチが足りない感じ?
いっそあの時のままのスキンヘッドが良かったのに。
まあ、まあ・・・。
でもこんなやつだからこそ、父はボンドの方を、ついかわいがってしまったのだろうけれどね・・。
それにしてもこれだけの組織を作り上げたのは、ある意味スゴイというか・・・。
あー、前回も思ったんだよね。
ここまでのし上がるのにどれだけ苦労したか・・・ってさ。
スゴイじゃん。
だからあえてボンドに復讐しようなんてさえ思わなければ、
これからも裏の社会でのうのうとできたのにねえ・・・。
いや、そうマジに考えなくても・・・。
ねえ、これは逆に言うと、つい人から目をかけ手をかけられてしまうジェームズ・ボンドは
やはり何かを持っているということなんだろうねえ。
そりゃ子供の頃から、かっこ良くて聡明で運動もできるし性格も良かったら、当たり前だよー。
もしかしてそれ、実は他の子から見て嫌なやつだったかも・・・
だーかーらー、こんなことになっちゃったのか・・・
まあ、というのはこっちのかってな想像で、
実のところは、これもまたたっぷり楽しめる007でした!!
ダニエル・クレイグ版ボンドはこの先ももっとみたいなあ・・・。
交代しないで欲しいです。
「007 スペクター」
2015年/アメリカ/148分
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥー、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス
アクション度★★★★☆
満足度★★★★☆
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さて、007シリーズ第24作目。
ダニエル・クレイグ版としては4作目になりますね、007!!
前作からはもう3年なんだ・・・。早いなあ。
相変わらず、ダニエル・クレイグはスタイリッシュでカッコイイわ~。大人の魅力。
本作の冒頭はいきなり、メキシコなんだよね。
それも「死者の日」の祭り、パレードの最中。
人々は思い思いにガイコツの衣装やマスクを身に着けて・・・。
こんなお祭りがあるなんて知らなかったけど・・・。
賑々しいお祭りの中で、ちょっと緊張感を帯びたマスク姿の男女が、ある建物の中に入っていく。
ふむふむ、これこそが、ジェームズ・ボンドなんだねえ。
で、そこから続くオープニングの度肝を抜くアクションに次ぐアクション!!
ビルは爆破されて倒壊するワ、ヘリコプターの上で格闘するワ・・・
これがオープニングだなんて、なーんて大盤振る舞い。もったいない!!
いやもう、ここでがっしりハートをわし掴みされちゃいます。
さて、なぜ彼がメキシコなんぞにいたのか。
それは仕事ではなく、彼の個人的活動だったのだけれど、
・・・後にこれは、前任のM(ジュディ・デンチ)が言い残したことと関係することが分かるんだな。
だからこれは単なる前フリではないわけだ。
その後ローマ、オーストリアなど世界各地を点々として、
ボンドは巨大な悪の組織「スペクター」の存在を知ることになる。
スペクターは、以前のシリーズにも出てきた宿敵の名前なんだよね。
そしてまたそれは、前作「スカイフォール」のラストで焼け残った写真と、
これもまた関連することがわかってくるんだね。
それはボンド自身の過去に関係している・・・。
おお!!ミステリアス!!
えーとつまり前作と本作は対になっているんだよね。
前作「母から見放された兄と、未だに愛されている弟」という軸があった。
そして本作は「父から見放された兄と、愛され続けた弟」ということになる。
実際の親子関係ではなくて、そういう構造ということだね。
そうかあ、なるほど~。
イヤイヤ、でもまあそれはほんの隠し味程度のことなので、
前作を見ていない人でも問題なく楽しめるので、気にしないように。
それから、本作では国家安全保障局の新しいトップ、Cという人物がでてくるのだけれど、
彼はMI6の「00」部署はもう時代遅れで必要ないなんて言ってる。
それでM(レイフ・ファインズ)を筆頭とする「00」部署解散なんてことになっちゃうんだよね。
だからボンドは組織の後ろ盾がないままに行動しなければならなくなる。
だがしか~し!
ボンドには長年親しんだ味方がいるわけですよ。
ITと最新型小道具(ボンドカーも含めて)担当Q(ベン・ウィショー)。
マネーペニー(ナオミ・ハリス)。
そして、M。
今回はQの出番が多くて嬉しかったし、研究室の外に出てきたのもいいよね~。
ボンドガールは、モニカ・ベルッチとレア・セドゥー。
ボンドガールは大抵いかにもお色気たっぷりという感じなのだけど、
レア・セドゥーは、ちょっと違う感じ。
でも個性的でステキでしたー。
女性にも好かれそうな感じだよね。
クリストフ・ヴァルツは個人的にこの間「ゼロの未来」でみたばっかりだったんだけど。
前作、ハビエル・バルデムと比べるとパンチが足りない感じ?
いっそあの時のままのスキンヘッドが良かったのに。
まあ、まあ・・・。
でもこんなやつだからこそ、父はボンドの方を、ついかわいがってしまったのだろうけれどね・・。
それにしてもこれだけの組織を作り上げたのは、ある意味スゴイというか・・・。
あー、前回も思ったんだよね。
ここまでのし上がるのにどれだけ苦労したか・・・ってさ。
スゴイじゃん。
だからあえてボンドに復讐しようなんてさえ思わなければ、
これからも裏の社会でのうのうとできたのにねえ・・・。
いや、そうマジに考えなくても・・・。
ねえ、これは逆に言うと、つい人から目をかけ手をかけられてしまうジェームズ・ボンドは
やはり何かを持っているということなんだろうねえ。
そりゃ子供の頃から、かっこ良くて聡明で運動もできるし性格も良かったら、当たり前だよー。
もしかしてそれ、実は他の子から見て嫌なやつだったかも・・・
だーかーらー、こんなことになっちゃったのか・・・
まあ、というのはこっちのかってな想像で、
実のところは、これもまたたっぷり楽しめる007でした!!
ダニエル・クレイグ版ボンドはこの先ももっとみたいなあ・・・。
交代しないで欲しいです。
「007 スペクター」
2015年/アメリカ/148分
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥー、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス
アクション度★★★★☆
満足度★★★★☆
あれほど、無謀に身を投じていれば、絶対に死んでますょ。そこから生還するのはボンドの「精悍」な肉体と頭脳に、「制汗」することなく「静観」していられました。(^^ゞ
こんな命がけの撮影をしていたら、俳優さんの死“生観”も変わってくることでしょう・・・(^^)