お名残惜しい、ダニエル・クレイグの007
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「007」シリーズ25作目にして、ダニエル・クレイグ版としては5作目。
コロナ禍で上映延期となり、ようやくこの度公開となりました!
現役を退き、ジャマイカで穏やかに暮していたボンド(ダニエル・クレイグ)。
そんなところへ、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助力を求めに来ます。
それは誘拐された科学者を救出するというもの。
その作戦を進めるうちに、ボンドは世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことに・・・。
いつもながらオープニング15分くらいがすっごくカッコイイ!!
もうその後は見なくてもいいと思うくらいです(そこまでは言いすぎ?)
うまくいっていたマドレーヌ(レア・セドゥー)との間に、思わぬヒビ。
彼女の持つ因縁とは・・・!?
恋に破れ、1人淋しく平和な地で暮すボンドには、やはり何か違うと思ってしまいますね。
そんな彼が久々に本部に戻ってみれば、
相変わらずのM(レイフ・ファインズ)や、Q(ベン・ウィショー)や、
マネーペニー(ナオミ・ハリス)だけれど、
なんと別人・しかも女性が「007」を名乗っていたりする・・・。
ダブル・ダブルオーセブン、と私は密かに突っ込んだりする。
DNAにより個人や、その家族、さらには民族などを特定して感染させ、
死に至らしめるという恐ろしい病原体というのがこの度の脅威です。
コロナ禍の元では、余計恐ろしげに感じます。
ダニエル・クレイグは本作で007引退とのことで、とても残念です。
渋くてスタイリッシュ。
歴代の007の中では一番好きでした。
ラストシーンでは、もうジェームズ・ボンドは戻ってこない、と思われる所だったのですが、
まあ、そこはなんとでも理屈を付けて、きっと帰ってくるのでしょう。
そのような予告もはっきりとあったワケですし。
<サツゲキにて>
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」
2021年/アメリカ/164分
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演:ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、
ロリー・キニア、レア・セドゥー、ベン・ウィショー、ラミ・マレック
アクション度★★★★☆
スリル度★★★★☆
満足度★★★★☆
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