映画と本の『たんぽぽ館』

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SUNNY 強い気持ち・強い愛

2021年06月24日 | 映画(さ行)

そんな時もありましたっけ

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韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」のリメイクです。

90年代、女子高生の仲良しグループだった「サニー」。
ちょうど、安室奈美恵を憧れの頂点に抱き、ルーズソックスや、ミニスカ、茶髪が
女子高生のステータスとされていた頃。
それから20年を経て、メンバー6人はそれぞれの事情で問題を抱えていました。

専業主婦、奈美(篠原涼子)は、メンバーのうち最も頼りになる芹香(板谷由夏)と再会しますが、
芹香は癌に冒され、余命あとわずか。
死ぬ前にもう一度みんなと会いたいという彼女の願いを叶えようと、
奈美は動き始めます。

高校生時代、田舎からの転校生で全く垢抜けなかった奈美(広瀬すず)を、
グループのみんなは受け入れ、楽しい日々を過ごしました。
プリクラを撮ったりカラオケに行ったり。
毎日が楽しくて笑いに満ちていた。
20年後の今から考えるとなんて輝いていたこと・・・。

多分、そういう世代の女性たちが本作を見ると、限りなく懐かしく思うことでしょう・・・。
私は、それよりもずいぶん上の世代なので、
高校時代の雰囲気はまるで違うものではありましたが。
それにしても、箸が転がっても笑う、というような、
夢見がちで無邪気な年代では確かにありましたよね。

作中、女子は高校時代の友人とはそれっきりで長く続かない、などという言葉も出てきましたが、
イヤ、そうとは限らないでしょ、と私は思いました。
結構その頃の友人とは今も会いますし・・・。
でも結婚などで、それまでの友人たちと疎遠になってしまうことは、確かにあるのかもしれません。

このサニーの6人は、まだ高校時代のうちに、ある出来事を契機として
集まることがなくなってしまっていたのでした。
芹香は皆に会いたいというよりも、その時のわだかまりを解いておきたいと思ったのでしょうね。

芹香は事業家として成功していて、かなりの資産家となっているのでした。
そして独身、身寄りなし。
ということで、実のところお金に困っている友人には
かなりの援助を遺言として残してこの世を去りました。
・・・その下りが、実のところ私にはちょっと違和感。
なんだか、施しを受けるみたいで、私はイヤですけどね。
行き場のないお金ならいいのか・・・。

奈美の初恋の相手、藤井は、三浦春馬さんが演じています。
そりゃ惚れるよね。
でも、結局憧れるだけで終わるのですが。
なんだか余計切なさが増す気がします。
女子高生、淡い初恋のお年頃でもあります。
その描写は結構よかった!

 

 

<Amazonプライムビデオにて>

「SUNNY 強い気持ち・強い愛」

2018年/日本/119分

監督・脚本:大根仁

出演:篠原涼子、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、板谷由夏、
   広瀬すず、富田望生、リリー・フランキー、三浦春馬

 

懐かしさ★★★★☆

満足度★★★☆☆

 



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