映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

新解釈 三国志

2021年05月26日 | 映画(さ行)

ねばぎば

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1800年前、中国大陸での中華統一を巡り、
「魏」「蜀」「呉」の三国で繰り広げられる群雄割拠劇・・・、
ということで、おなじみの三国志ですが、“新解釈”というところがミソ。

本作、劇場で見たかったのですが、見そびれていました。

現在も私、緊急事態宣言下ということで、映画館通いを自粛しておりまして、
またいくつかの見逃しが発生しそう・・・。
でもまあ、半年もすればネット配信に乗りますもんね・・・。

さて本作、大泉洋さん他豪華キャスト出演という期待作。
三国志でも、「赤壁の戦い」を大きく取り上げています。
殿方は「三国志」好きの方が多いと思いますが、私はさっぱりで、
有名と思われるエピソードもほとんど知りません・・・。
でも映画の「レッドクリフ」を思い出しました。
そうか、あの「場」ですね。

大泉洋さん演じる劉備は、ちーっともやる気がなくて、適当。
けれど、酔うといかにもいいことを蕩々としゃべり出すので、
周りの人はすっかりそれにほだされて、
いつの間にか彼を武将として仰ぎ、付き従う人々が集まってしまった・・・
などという次第。
そんな彼が参謀として孔明(ムロツヨシ)を迎えることとなって、
やがて赤壁の戦いで曹操(小栗旬)と対峙することになる・・・。

終始ちゃらんぽらんで、戦闘にも加わろうとしない劉備は、
ここでも敵陣で疫病が発生したと知るや、さっさと戦線離脱してしまう、
という下りが実に自然。
だからこそ、その後の展開で意表を突かれるというわけで、
なかなかうまい作りだと思います。

ともあれ、それぞれのシーンがコントのようで、とにかく笑えます。
このような重苦しい毎日の中で、
手放しにあっけらかんと笑えるこんな作品は貴重ですね!

渡辺直美さんの着ぐるみを脱いで現れる美女とは・・・?
いやはやwww

<Amazonプライムビデオにて>

「新解釈 三国志」

2020年/日本/113分

監督・脚本:福田雄一

出演:大泉洋、ムロツヨシ、小栗旬、賀来賢人、岡田健史、岩田剛典、
   山田孝之、城田優、西田敏行、橋本環奈、山本美月

コミカル度★★★★☆

新解釈度★★★★☆

満足度★★★★☆



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