時代劇と青春と恋と友情、そしてタイムSF
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高校3年のハダシ(伊藤万理華)は、時代劇が大好き。
しかし、所属する映画部で作るのは、キラキラの恋愛映画ばかりです。
自分の撮りたい時代劇が作れず、くすぶっているハダシ。
そんな彼女の前に、彼女が思い描く主役武士にぴったりの男子・凛太郎が(金子大地)が現れます。
ハダシは、幼なじみのビート板(河合優美)とブルーハワイ(祷キララ)を巻き込み、
個性豊かなスタッフを集めて、独自の映画製作に乗り出します。
ところが実は凛太郎は未来からタイムトラベルしてきた未来人で・・・。
時代劇のこと、映画作り、青春、恋と友情、それに加えてタイムSFという
てんこ盛りながら、いい感じにミックスされて、楽しい作品になっていました。
今でさえ時代劇は時代遅れと思われて、
よほどのマニアでなければあまり顧みる人もいない。
それがタイムマシンがあるほどの未来となると、もうほとんど希少価値。
・・・というか、「映画」というコンテンツ自体がほとんど消滅しているという・・・。
それを知ったハダシは、若干自分のしていることにむなしさを覚えてしまうのですが・・・。
いえいえ、そんな遠い未来でなく、ほんの少しの未来が実は輝いているわけなのですが。
正規映画部の作る「キラキラ恋愛映画」も陳腐ではありますが、面白そうでした・・・。
通称「ダディボーイ」、どうしても高校生には見えない
フケ顔の高校生に、板橋駿谷さん。
これは朝ドラ「なつぞら」での高校生役がシフトしたのでしょう。
それだけでニンマリ笑ってしまいます。
こんな明るい青春ものもいいなあ。
<WOWOW視聴にて>
「サマーフィルムにのって」
2020年/日本/97分
監督:松本壮史
出演:伊藤万理華、金子大地、河合優美、祷キララ、小日向星一、板橋駿谷
青春度★★★★☆
タイムパラドックス度★★☆☆☆
満足度★★★☆☆
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