ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

暇ならダンス衣装でも作ろうか

2011-05-07 14:45:09 | 教育

 仕事は作るもの!仕事で無駄なことなんてないって思う。

 定期公演『見よ、飛行機の高く飛べるを』、衣装さん暇ぁぁぁぁ!作るものってたら、女学生の体操用ブルマーと体操着だけ。これ5~6着作れば、あと仕事無し!どうしましょ?って聞きに来た。

 そうねそうそうそう来ると思ってた。装置の方はパネルだけで22枚、これに階段二つまであるって超豪華版。新入生の大部分を取り仕切って大はりきりだ。方や衣装班は3人でしこしこ。なんかもっとつくりたーーーい!わかるよぉぉぉ、その気持ち。

 ふふふ、考えてあるんですよ、ちゃぁぁぁんとね。新しいお仕事はダンス衣装の製作。演歌ショーの後半部分、「最上川舟歌」ヒップポップパージョンとかお祭りマンボなんかを黒衣装(黒パンツと黒Tシャツ)で踊っているんだけど、これ、ちょっと地味でねえ、写真なんかとってもさっぱり栄えない。アクセントとしてウェストにリボン結んだりしてるけど、まだまだ。着替えの時間は1曲分しかないので、黒衣装は替えられない。それに羽織るか付けるかして、なんとかなんないかってずーっと思案中だった。

 衣装班が幾つか出してきたアイディアは悪かぁないんだけど、やっぱりよさこい風なんだなぁ。よさこいには絶対したくない。和の雰囲気を生かしつつヒップポップやよさこいのリズム感を強調できる衣装ないか?今、試作しようとしているのは、腹掛けなんだ。大工さんなんかがつけてる黒い金太郎さんみたいな奴、あれいいんじゃないか、あれを何色か色つきで作る。色はど派手にするって手もあるけど、和のテイストを大切にして歌舞伎の引き幕の色にすることにした。これだと動きやすいし粋な感じでお洒落だし、着るの簡単、作るのはもっと楽。良いんじゃないかなぁ。

 ともかく作ってみなくちゃね、ってことで今日も生地屋さんを回ってきた。材質が厚手のものでないとだめなので、探すのに苦労したけど、まあなんとかって三色を見つけた。試作なのでそれぞれ1メートル買ってきた。ダブル幅だから1枚で2着作れるかな。どんな具合になるか楽しみ楽しみ!もちろん、ブルマーの布も買ってきた。

 わざわざ仕事作って意味ないじゃん?って言う人は教育て奴がわかってないね。無駄を恐れちゃ人作りなんてできないんだよ。練習・失敗・試作・やり直しの連続の中で人はものごとを学ぶんだ。それと下級生への技術の伝承って意味も大きいからね。特に今年は2年生が極めて少数、どうしたって1年生仕込んでおかないわけにいかないんだ。デザイン画の描き方、型紙の作り方、ミシンのかけ方、しっかり伝えてもらわないとね。

 不必要から必要が生まれる!うーん、名言だな。

コメント (2)
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