菜の花座次回公演の台本、ようやっと書き上げた。って言っても先々週のことだけど。シニア三期生の稽古はあるし、里芋は掘らんなねし、便所のくみ取りはさんなねし、タイヤ交換も雪囲いも、それになんたって走らなっきゃなんない。おっと、町から頼まれた加工講座の準備てやつもあったりで、気ばかり急く毎日だった。そうそう、寒波も軽~く到来したりしたしね。
焦り、苛立ち、腹立ち、諦めつつ書いたのが『夢金らぷそでぃ』。村で金融業を営む尼さんのお話し、と言っても中心はそこに群がる蟻女たちの夢と野心の物語だ。はっきり言って、軽い!たわいない!そんなんありか?バカバカしいと侮蔑のまなざしを投げつつ劇場を去って行く観客の姿が目に浮かぶようだ。こわぁぁぁ!だって、大金持ちが二人も出てくるんだもの。しかもその二人が、てんで金に執着してない、ってどう考えたって、ありえねぇぇぇ!だよね。さらに、さらに、その大金持ちの後釜を狙って5人の女が同時に見合い?ここまでくれば、もうまともな演劇見ようって気は無くなるだろう。
いいんだ、そこが狙いなんだから。そう、とことんくだらない話しを書こうと思ったんだ。突拍子もない筋立て、まさかのキャラクター、おバカな仕草の波状攻撃で2時間半を突っ走ろうって魂胆なんだ。コントのノリだね。できれば、12あるシーンのすべてがコントになればいいって思ったけど、残念ながら力不足、マジなやりとりやいかにも風の長ぜりふも書き込んでしまった。そこまでバカバカしくていいのか?なんて自己規制しちまうんだよね、僕の弱さ。
こんな作品書いたのは、ひとえに前回作品『山棲』の超マジメ、徹底暗黒、主張満載さの落とし前ってことなんだ。あれはあれで、辛くはあったけど、悪くはなかった。少ないながらお客さんにも意図は存分に伝わったし、良かったと評価してもらえた。役者もこれまでにない役所で、真剣に殻を脱ぎ捨てようと努力してくれたし、一皮むけて成長できた。でも、このお堅い路線を走り続けるなんて、無理!無理!!無理!!!田舎じゃお客さん来なくなる。菜の花座つまらない!ってそっぽ向かれる。役者も息つけなくて窒息、酸欠するよ。なにより、僕がやってらんない。舞台続けるエネルギーの一番は、あるいは2番は、あるいは、・・・まっ、要するに大切な力は、僕の場合笑いなんだから。楽しくなけりゃ芝居じゃない!笑いがなけりゃ舞台じゃない!なんたって松竹新喜劇とてんぷくトリオを見て育った人間だもの。松竹新喜劇は、藤山直美のお父さんの天才あほ役者藤山寛美が一世を風靡した人情喜劇。てんぷくトリオは言わずもがな、井上ひさしさんが台本を書いていた伝説のコントグループ、と、まあ、笑いの土壌で笑いを吸い上げまくって育った僕ってことだから、笑いにはどうしたってこだわりたい。
と、まあ、こういった事情で、今回は、実にたわいなく、およそ真剣みなく、とことんあほらしい舞台が目標だ。そんなんありえねぇ!って心の中で叫びながら大爆笑してもらえたら、心底幸せだ。せりふのやりとりにも、あちこちギャグを仕込んだつもりだ。役者の演技もこれから、あくまでコミカルに仕上げて行くことになる。コントで鍛えた実力をめいっぱい発揮してほしいと願っている。だから、見に来てください!来年1月18日(日)午後2時スタート。いいですか、雪が降ってたって、猛吹雪だって来るんですよ。ぜったい暖かくなって帰れますから。
焦り、苛立ち、腹立ち、諦めつつ書いたのが『夢金らぷそでぃ』。村で金融業を営む尼さんのお話し、と言っても中心はそこに群がる蟻女たちの夢と野心の物語だ。はっきり言って、軽い!たわいない!そんなんありか?バカバカしいと侮蔑のまなざしを投げつつ劇場を去って行く観客の姿が目に浮かぶようだ。こわぁぁぁ!だって、大金持ちが二人も出てくるんだもの。しかもその二人が、てんで金に執着してない、ってどう考えたって、ありえねぇぇぇ!だよね。さらに、さらに、その大金持ちの後釜を狙って5人の女が同時に見合い?ここまでくれば、もうまともな演劇見ようって気は無くなるだろう。
いいんだ、そこが狙いなんだから。そう、とことんくだらない話しを書こうと思ったんだ。突拍子もない筋立て、まさかのキャラクター、おバカな仕草の波状攻撃で2時間半を突っ走ろうって魂胆なんだ。コントのノリだね。できれば、12あるシーンのすべてがコントになればいいって思ったけど、残念ながら力不足、マジなやりとりやいかにも風の長ぜりふも書き込んでしまった。そこまでバカバカしくていいのか?なんて自己規制しちまうんだよね、僕の弱さ。
こんな作品書いたのは、ひとえに前回作品『山棲』の超マジメ、徹底暗黒、主張満載さの落とし前ってことなんだ。あれはあれで、辛くはあったけど、悪くはなかった。少ないながらお客さんにも意図は存分に伝わったし、良かったと評価してもらえた。役者もこれまでにない役所で、真剣に殻を脱ぎ捨てようと努力してくれたし、一皮むけて成長できた。でも、このお堅い路線を走り続けるなんて、無理!無理!!無理!!!田舎じゃお客さん来なくなる。菜の花座つまらない!ってそっぽ向かれる。役者も息つけなくて窒息、酸欠するよ。なにより、僕がやってらんない。舞台続けるエネルギーの一番は、あるいは2番は、あるいは、・・・まっ、要するに大切な力は、僕の場合笑いなんだから。楽しくなけりゃ芝居じゃない!笑いがなけりゃ舞台じゃない!なんたって松竹新喜劇とてんぷくトリオを見て育った人間だもの。松竹新喜劇は、藤山直美のお父さんの天才あほ役者藤山寛美が一世を風靡した人情喜劇。てんぷくトリオは言わずもがな、井上ひさしさんが台本を書いていた伝説のコントグループ、と、まあ、笑いの土壌で笑いを吸い上げまくって育った僕ってことだから、笑いにはどうしたってこだわりたい。
と、まあ、こういった事情で、今回は、実にたわいなく、およそ真剣みなく、とことんあほらしい舞台が目標だ。そんなんありえねぇ!って心の中で叫びながら大爆笑してもらえたら、心底幸せだ。せりふのやりとりにも、あちこちギャグを仕込んだつもりだ。役者の演技もこれから、あくまでコミカルに仕上げて行くことになる。コントで鍛えた実力をめいっぱい発揮してほしいと願っている。だから、見に来てください!来年1月18日(日)午後2時スタート。いいですか、雪が降ってたって、猛吹雪だって来るんですよ。ぜったい暖かくなって帰れますから。