ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

身勝手リハビリ、どうなることか?

2014-12-24 09:19:35 | ランニング
 10日前に、またまたやっちまった。左足のふくらはぎ肉離れ。まっ、ちっょと足引きずるくらいで大したことないんだけど、なんせ大会1週間後に迫ってるから焦る。えっ、この真冬にマラソン?そう。この雪に埋もれた中を走る?そう。しかも、1週間後って、もしかして元旦?そう!

 川西町恒例元旦マラソン。元日早々雪の中を走る。なにも元旦から走らなくたっていいのに。だれもがそういう。大晦日除夜の鐘聞くまで飲んで、走れんのか?僕も不安だ。でも、どうせ来年も走り続ける一年になるだろうから、走り初めは元朝がいいんじゃないか。飲み初めで一年始めるよりははるかに健全だ。

 距離は5kmと、あっという間に終わってしまうたわいないものだけど、走る以上はベスト、と言わないまでも、力は出し切りたい。自分のベストペース5分10秒/kmとまではいかなくとも、せめて5分30秒程度では走りたい。なのに、故障!

 痛めた時は、ひたすら我慢、知ってはいるけどこれができない。軽症なので、2~3日で張りは残っても痛みは引く。いや、引いたと思いこむ。引いたと信じたい。で、そろそろと10km走った。これでまず失敗。慣らすつもりだったけど、やっぱり無理かかって激痛再発。

 今度こそ!しばらく完全休養して、今度はジムでウォーキングから足馴らし。これはいい。凝り固まっていた患部のストレッチにもなったようで順調に回復、と思っていたら、この大雪。重たい雪をスノーダンプで押しに押す。力が入るのは腕と、ふくらはぎ!張ってきた!あぁ、やばそう。でもまあ、回復基調にあるのだから、大丈夫これくらい。とジムに出かけた。

 珍しく混んでる。ランニングマシーンもほぼ満員。どうにか空いてるマシーン、隣を見ると、良いペースで走ってるよ、若いあんちゃん。ちょっと上手くないんでないか?颯爽ととばしている隣で、のったらのったらウォーキング?できるのか?そんなこと。ぜったい図に乗って走るよ、僕の性格だと。

 案の定、ウォームアップのジョギングを軽く済ませた後、一気にスピードアップ。あんちゃん、どうだい、爺もやるだろう。ってバカだよね。ランニングマシーンで競り合ってどうすんの。まっ、このスピードが目標のペースでもあったから、そろそろ全快して本番同様に走れないと、なんて言い訳して走り続けること3km。うむ?ふくらはぎ、張ってる?なんか、重い。ときどき体重のかかり具合でチクリと違和感か走る。止めた方がいいんじゃないか?このまま行ってまた痛めたら、今度こそ、本番、ウォーキング参加になるぞ、と、迷った瞬間。あっ!痛っ!あぁ、やっちまったよ。

 どうしてこう堪え性が足りないんだろう?って言うより、ジムのランニングマシーンでさえ競争しちまうこの根性の卑しさ!まったく団塊世代なんだから。この歳になってつくづく思う。僕らの世代、ずーっと競い合って生きてきたんだってね。負けるもんか、諦めるもんか、常に周囲と比べてる、上か下か。勝ちか負けか。世代の問題じゃないかも知れない。僕って人間のパーソナリティてことなんかなぁ。もっとおおらかに、心静かに過ごせないものか。穏やかにゆったりと他人を見ることができないものなのか。人はそれぞれ、個性いろいろ、能力様々って頭じゃわかっているんだけど、つい熱中してくると、負けてらんね!って思っちまうわけだ。時には、比較できないものまで比べてたりして、我ながら浅ましい。5分20秒で走りたい、って目標だって、あわよくば60歳以上の部で上位に入りたいって下心あっからなんだ。もう、まったく!!

 いい加減にしろよ、年相応に悟って柔和になれよって、己を叱りつけながらも、きっとこの性分は墓場まで引きずって行くんだろうな、と諦めもある。だとすれば、せいぜい、競って争って自分を高めたらいいじゃないかって開き直ってしまう気持ちも一方であるんだ。そう、なんとかここまで、ちょっとはユニークな活動作れてきたのも、その原動力には、負けるもんかい!ってめくらめっぽうの競争心があったに違いないんだから。やれやれ、老後と言えども、心穏やかな日々とは縁遠いことだなぁ。

 てことで、今日はそろりそろりと自己流リハビリ続けよう。ゆったりウォーキングしてるおじさんの隣のマシーン見つけよう。そう、ゆっくりじっくり傷ついた筋肉を癒そう。だってここで直せなかった、本番、競り合えないからねぇ。

 
コメント
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