ゲネ一部だけ終わった。
なんだよ、一部って?
いつものバターンさ、菜の花座の。時間不足でゲネが2日にかかるってやつ。まっ、もう慣れたけどね。
仕込みの延長とか、リハとか、押しに押した結果だけど、終わって見れば、うほほっ、納得の涎が、いや違う、笑みが漏れる出来だぜ。
今からこれ言うと、役者が、あっ、これで良いんだ、仕上がったんだ、って勘違いしちまいそうで不安なんだが、
いいよぉ、『いのちの明日』、公演『てんこもり』劇舞台3作品の一つだ。
凍結卵子の優秀なものを国家の管理で未来の有用人材として育てようという、ちょっと恐ろしい、ちょっと嫌な題材を扱った。
すでに別の劇団のメンバーで先行上演は済んでいて、暗く不気味な光景をしっかり刻んでくれているんだが、後追いの菜の花座としては、もっと、ポップでコミカル、で、なおかつ、せつない物語として仕上げたいと思ったんだ。
これが見事成功、うふふの納得できる舞台になったんだぜ。
役者の力だなぁ、当たり前だけど!
何とも微妙な演出の意図を汲み取って、ほぼ願う形で表現してくれた。
まっ、最初から当て書きしたつもりだったんだけど、役者3人、演出の期待にたっぷり応えてくれた。
嬉しい!幸福感に煽られて、夜の夜中にこんな文章書いてるほどだ。
台本も良かった!様々時代の病理を軽く抉っていたし、それを重くなく軽くなく、ほんと、絶妙なバランスで表現できている。笑いもくすぐりやツッコミの下品?なものとは違い、とても知的でスタイリッシュだ。問題は、川西で通じるかだけど。
間に挟んだK-POPもばっちりはまった!ちょっと涙ほろり。
って、まだお客さんに見てもらう前から、なに舞い上がってんだよ。
早くも、どこかで再演できないもんか?!って、頭ン中ぐるぐる野心がうず巻いてるほどなんだ。
舞台を前と後ろに二つ設え、間を紗幕で仕切って、卵子提供者と代理母のそれぞれの物語をすべてセンターで語らせられた演出も良し、ってまたまたま自惚かよ。
なんか、演劇人生とっておきの作品を作れたって直感ありなんだが、果たして観客はどう判断してくれるのか、怖いようでもあり、そんなもん、相手にするもんか、って強烈な自意識もムラムラと湧き上がっているのだ。
さっ、審判の日は今日。
26日(日)13時30分開演だ。見逃し厳禁、見れば納得の舞台だな。みもちろん、てんもりだ、そのほかにも見物は盛沢山!
糞
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