雨雲近づいてます、の予報。大慌てで田んぼの除草入ったら、きっかり1時間で雨降り出した。それも土砂降り!いいんだよ、そんなに律義に予報に合わせなくたって!
こりゃダメだ。外仕事はなしだ。久しぶりにパンでも焼こうか。
食パンと季節外れのシュトーレンか。もちろん、ごはんパンで。
このところ、昼食はパンで済ますことが多くなってるのさ。暑くて食欲いまいちなのと、農作業で疲労困憊、手抜きにゃパン食だぜ、ってこと。
材料あったかなぁ?いいのいいの、あるもので作ればいいんだから。そうだ、イーストも貰い物の賞味期限切れイーストてのあった。オーガニックだってことだし、冷蔵しておいたから大丈夫さ、乾燥の酵母菌体だもの発酵力落ちたとしても大したことないよ。
食パンにはこの賞味期限切れをすべて使い、シュトーレンには不足分はいつものルザッフルのドライイーストを使おう。
いつも通り捏ねて発酵、うむ?1時間半も過ぎだのに、テロっとオヤジの肥満腹?相撲取りには程遠い。あっちゃ、やっぱり効力落ちてたんだ。がっかり!が、まぁ、ここは気長にお付き合いしようじゃないか、どうせ外は雨降り、田んぼにゃ入れない。
シュトーレンの方も、食パンに義理立てしたのか発酵遠慮がちだ。半分は元気なイースト入れたんだが、砂糖が小麦粉の40%、バターが60%!ダイエットの真逆を突っ走るレシピだからな、イーストだって悪戦苦闘してるのさ。御馳走無理やり口に押し込められてな。ちょうどいい、ゆっくりのんびり糖分食っててくれ。本でも読んでるから。
捏ね上げたのが11時、3時間以上待った。もう我慢ならんぞ。成型だ。どうせ、型におさまってからだってのったりおっとり膨らんで行くんだろ。案の定、1斤型の9割に達したのが5時過ぎ。窯伸びしっこないのはわかってたから、ここまで耐えに耐えて待ってきたが、さすがにこれ以上は、夕食準備の邪魔になる。
高温は禁物だぜ。低めの温度で少しでも窯に入った後も酵母たちが働けるように、なぁんて、気遣いもまったく無駄だった。窯伸びわずかに1センチ!山食パンのはずが、角食パンになっちまったぜ。
老いさらばえたと言えどオーガニックだ、風味はいいはず!なんてこたぁないのさ。パンのあの香ばしさは発酵の過程で醸し出されるものなんだ。弱っちい発酵からいい香りが生まれるはずはない。目だってつんでて、歯ごたえもグシャ!だろうな。
まっ、こういうこともある!それが人生、いやパン作りってもんだぜ。幸い、シュトーレンの方はそこそこの仕上がりだったからな、雨降り内職としちゃ、上等なもんだぜ。
そうだな、最盛期をとっくに過ぎたオーガニックイースト、よく頑張ったぜ、ともかくパンができたもの。賞味期限切れはお互い様だものな。
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