ちょっとねぇ、書くのをためらってたんだ。寄付だとか支援だとか援助なんてのは、そっと人知れずやれよって思うからさ。ことさら、表立てるって、ある意味、自己宣伝とまでは言わずとも、自画自賛の自己満足の気がなきにしもあらずだからなぁ。偽善と責められても、返す言葉はない。なぁんて言いながら、書いちまうんだけどさ。
このコロナ禍で、ぎりぎりまで追い詰められてる人たち多いしね。しかも、政府は自助が優先なんて知らんぷりこいてるし。そりゃ違うだろ!って声上げてくことも大切なんだが、今この瞬間にも、空腹や住居失って苦しんでる人いるわけだから、できることはほんのちょっとでもした方がいい、かな。そんな、ちょっぴりお役立ち的な行動がもっと広まってもいいんじゃないの、って、ことで、恥じらい振り捨てて、ってほどじゃないが、書くことにした。
SNSなんか覗いてると、子ども食堂とか路上生活者支援とか国境なき医師団とか難民支援とか、いろいろあって、もう、ごめん!勘弁して!って、目をつぶってしまいたいほどなんだが、見て見ぬ振りしたって何も変わらない。ここはまず、心が動いたところから、始めるか。
在留ベトナム人、中でも、技能実習生として来日してる若者たち。技能実習生の41パーセント占めるんだってよ。彼らがいてくれてるお陰で、農業、漁業なんかの1次産業、地域の中小企業なんかがどうにか救われてる。ところがだぜ、彼らの待遇がかんなし!悪い。低賃金、長時間労働、残業代不払い、酷い居住空間、時にはセクハラやパワハラ、暴力事件まで発生してるんだ。しかも、このコロナ禍で首切りされて放り出され、故国に帰るに帰れず、困窮生活を強いられてる人たちがたくさんいる。
なんてこったい!って思うよな。日本人の暮らし、いろんなとこで支えてくれて、その扱いかい!
そんな阿漕な、つまり強欲で理不尽な振舞いしてる連中と同じ日本人だってことがとこんとん嫌んなるんだぜ。わざわざ出稼ぎに来るベトナムの若者は、アジアの先進地日本に憧れ抱いて来たわけなのに、それに対する仕打ちが奴隷部屋だなんてさ。誰だって逃げ出したくなるってもんさ。腹減りゃ、豚の一頭も解体して食いたくなるさ。道端の畑から大根の1本も失敬したくもなるさ。でも、見つけりゃ、すぐさましょっ引いて、屠畜法違反だとか、出入国管理法違反だとかって無理やり罪擦り付ける。それ見て、やっぱり外国人は犯罪のたまり場、なんて顔しかめる奴らが多いんだろ。
だったら、責める前に手を差し伸べろよ!まっとうに働けるようにしろよ!食いものくらい手に入るようにしろよ!国の制度で呼び寄せた人らだろうが。
って、叫ぶことも大切。だけど、怒りのこぶしより、一つのおにぎり!ってのも、現実的対応だよな。幸い、去年は米が豊作だったし、今年もまずまずだったから、米だけはたっぷり?ある。自分のできるところで手助けするって原則からすりゃ、俺としちゃ米送ることだな。
って、ことで送ったのが、東京台東区で慈善事業に熱心に取り組んでるお寺。ひとさじの会。
ベトナムの仏教徒とのかかわりも強く、多くのベトナム人が集まってきてるって話しだ。詳しくは、ホームページみてもらうとして、
https://www.hitosaji.jp/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E4%BA%BA%E3%81%B8%E3%81%AE%E7%B7%8A%E6%80%A5%E6%96%BD%E7%B1%B3%E6%94%AF%E7%B8%81%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/
日本人みんなが、山椒大夫みたいな、無慈悲な極悪人じゃない、って感じてもらえたら、って、ことだぜ。
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