いよいよ最後の公演だ。江東区豊洲、モノレールが頭上を走り、真新しい高層マンションが立ち並ぶ谷間に豊洲北小学校。エレベーターはある、教室は全室冷房付き、さすがに体育館は冷房施設なしだったけど、舞台にはサスライト、ボーダーライト、ホリライト、さらに裏側にはロウホリライトまであった。もちろん舞台裏の通行も可!ここまで整っている学校は初めてだ。
ここは、今回の東京公演のきっかけを作ってくださった中島さん、そして、実際に5回の公演をプロデュースしてくださった田中さんの地元だ。さすが、我々の公演を各地に広げてくださるだけあって、その底力はたいしたものだ。今回も学童クラブの主催なのに、小学校のPTA、地域の食育団体、町議会議員などなど地域のお歴々が揃い、観客も保護者同伴で200名に近い大人数だった。公演後、それらの方たちと懇親会なんかもあって、田中さんの日頃の活躍と心遣いが感じられる公演となった。
さて、公演の方だが、事前に子どもたちは保護者の隣に座ると聞いていて、これはうまくないよな、と感じていた。これまでも何度か経験したことだけど、子どもたちは親が身近にいると、気軽にはしゃいだり声上げたりしないんだよ。そうそうPTAの親子参観日のあらたまった様子、あれね。周りが友達同士だと、最初からリラックスして、劇にもとけ込みやすいんだ。概して母親ってのは、周囲を気にしてつんとおすまし、ほとんど無表情でお利口さんで見ることが多い。そんな親の横できゃっきゃと騒げるわけないんだよね。
心配は的中。残念ながら盛り上がりに欠ける公演になってしまった。と、は言っても決して飽きて騒ぎ出したりとか、よそ見したりとか、居眠りしたりとかってことではない。みんな真剣に夢中になって見てくれていた。見終わった後の感激も小さなものではなかったようだ。ただ、劇にはまりこみ、キャラクターと同化して熱中する、と言った舞台と観客との一体感には欠けていたってことだ。会場が体育館で広かったってことも影響していたかもしれない。
公演もほんと千差万別だ。一つとして同じ公演なんてものはない。だから楽しいし、だから常に緊張感がある。これからもいろんな公演を経験していくことになるだろう。
で、ここの公演で一番思い出に残ったのは、体育館が4階にあって荷物の積み下ろしが大変だったことと、体育館の床に、靴のゴム底のかすれ傷が黒く残ってしまったことだった。大変だった。全部片づけ終わった後で、30分以上も床磨きをした。真新しい学校、主催者の学童だってお借りしての公演だからね。とことん元に戻してお返ししないといけない。置農の外部公演の原則は、現状復帰以上にきれいにしてお返しする!これだから。
清掃が終了したのが20時3
0分。公演終了1時間半近く経過していた。階段の上り下り、床磨き、疲れ果てたものの、満足、納得の公演打ち上げとなった。
コメントありがとうごさいました。
もちろん、公演させていただいたことにも感謝です。
本来なら、とっくに御礼のお便りを皆様にお出ししなければならないのですが、
ブログをご覧いただければわかりますが、
超多忙路線を一直線で突き進んでおり、失礼いたしております。
9月中旬の地区大会など終わりましたら、
改めて、部員ともども御礼のお便りを差し上げたいと思っております。
なお、熱心に取材されていたPTA会報、楽しみにしております。
また、いつの日かお会いできることを願っております。
田中様他、皆様によろしくお伝えください。
子供たちは静かに観劇していましたが、おっしゃるとおり、劇に引き込まれていたのであり、大成功でしたよ!私の息子も“とっても楽しかった~”と申しておりました。
又機会がありましたら、是非よろしくお願い致します。