山形新聞の日曜随想第2回が掲載された。
今回は置農演劇部について書いた。このブログを読んでくれている人ならほぼ知ってる内容だと思う。一週間ほど前にブログにも書いたし。まあ、同じ内容を書いても、ブログと新聞でどんだけ違うか感じてもらうのも一興かもしれない。
文字数の関係で書ききれなかったこと、それは、先生たち、もっと生徒を信じましょ!そして、どんどん生徒を外に出してあげましょ!ってことだ。学校から離れてみて、教員てのがいかに世俗?から隔絶しているかを改めて感じている。まずは先生自身が外に出ることだな。
ついでに公演結果(観客数)を又聞きで報告すると
2月13日(金)桃井第2小学校 全校生徒500名
2月14日(土)杉並第4小学校 全校生徒と地域住民 300名
新泉小学校 地域住民 80名
沢山の人たちに見てもらえて良かったね。ご苦労様!
こんなこと、聞いたことあります?山形の高校生が東京でミュージカル公演!それも今年で7年目ですって。一昨日(2月13日)は杉並区立桃井第二小学校、昨日(2月14日)は同じく杉並第四小学校と新泉小学校、きっと沢山の子どもたちに楽しんでもらえたんじゃないかな。そう!交流会なんかもあったらしいから。
置賜農業高校(以下置農)演劇部が子どもたちのために食育ミュージカル公演を始めたのは、もう10年以上も前のこと。ニンジン嫌いの少女がニンジンに変わってしまったお母さんを訪ねて野菜の国を旅するという『ニンジンなんてどぅぁぁぁいキライ!』(作:河原俊雄)が最初の作品だ。その後、作っても売れないと食べ物は輸入して花ばっかり作ってる国のお話し、(なんか身近にありそう)とか、宇宙から来た留学生が残飯の山を見て、もったいないの心を説くお話しなど、子どもたちが楽しく笑いながら、食べ物や農業の大切さや、好き嫌いをなくそう、バランスよく食べようといった、食育の基本を学べる内容だ。
農業高校ならではのこの活動、置賜地域では大評判!小学校や地区コミュニティセンター、児童館などから申し込み殺到で、年度の初めには十数回分の公演スケジュールがすべて埋まってしまうという人気舞台となっている。
東京に進出したのは7年前。演劇部の要請に、町田市の食育推進校3校が、応えてくれたことに始まる。体育館をびっしりと埋め尽くした小学生数百人(1校250人~800人)を前にしての公演は演劇部員たちには震え上がる体験だったはず、でも、まるでびびることもなく堂々とさわやかに演じきった。児童全員からの感謝の便りには、面白かった、食べ物を大切にしたい、今日から野菜を食べますなど、嬉しい言葉の数々が溢れていた。
東京公演に関わる経費は、学校の予算の他、演劇部や置農が受賞した各種大賞(「こころを育む活動」全国大賞、「サントリー地域文化賞」他多数)の副賞、さらには地区が獲得した地域振興基金などが当てられている。
置農演劇部の活動は食育ミュージカルだけにとどまらない。置農演歌ショー「夢芝居」これがまたとんでもない!人気だ。美空ひばりや北島三郎の演歌を着物姿の高校生が踊る。若さが躍動するお祭りダンスでさらに盛り上がり、要望により、振り込め詐欺防止のコントも付くという1時間30分のエンターテイメントステージだ。老人会、敬老会、介護施設などからの出演依頼はひっきりなし、拙いながも精一杯の舞踊に、かけ声ばかりかご祝儀だって飛ぶことがあるほど。若さの限り踊り尽くした後は、握手会!部員たちが客席に入りお婆ちゃん、お爺ちゃんと手を握り合い言葉を交わす。涙を流し握った手をいつまでも離さないお年寄り、部員たちにとっても感激の瞬間、感動の体験だ。
食育ミュージカルでは子どもたちと、演歌ショーではお年寄りと、日常では向き合うことの少ない異世代との心の交流を体験して、部員たちは、教室では学ぶことのできない大切な宝物をもらうことになる。つながることの喜び、喜んでもらえることの嬉しさ、演じきり、感謝され、褒めてもらい、部員たちの自信はどこまでも膨らむ。
年間の公演活動は50回近くにも達する。その大多数が土日や祝日だ。貴重な休みがすべて公演に費やされていく。時には辛いと嘆き、時にはなぜ?と疑問がもたげ、時には辞めたいと弱気になる。でも、子どもたちやお年寄りが楽しみにしてくれている。終演後の熱烈な拍手がある。感激にふるえる握手が待っている。
だから、突っ走る、3年間。そんな青春が置農演劇部だ。
地域に飛び出せ!地域に学べ!このモットーが置農演劇部を支えている。
今回は置農演劇部について書いた。このブログを読んでくれている人ならほぼ知ってる内容だと思う。一週間ほど前にブログにも書いたし。まあ、同じ内容を書いても、ブログと新聞でどんだけ違うか感じてもらうのも一興かもしれない。
文字数の関係で書ききれなかったこと、それは、先生たち、もっと生徒を信じましょ!そして、どんどん生徒を外に出してあげましょ!ってことだ。学校から離れてみて、教員てのがいかに世俗?から隔絶しているかを改めて感じている。まずは先生自身が外に出ることだな。
ついでに公演結果(観客数)を又聞きで報告すると
2月13日(金)桃井第2小学校 全校生徒500名
2月14日(土)杉並第4小学校 全校生徒と地域住民 300名
新泉小学校 地域住民 80名
沢山の人たちに見てもらえて良かったね。ご苦労様!
こんなこと、聞いたことあります?山形の高校生が東京でミュージカル公演!それも今年で7年目ですって。一昨日(2月13日)は杉並区立桃井第二小学校、昨日(2月14日)は同じく杉並第四小学校と新泉小学校、きっと沢山の子どもたちに楽しんでもらえたんじゃないかな。そう!交流会なんかもあったらしいから。
置賜農業高校(以下置農)演劇部が子どもたちのために食育ミュージカル公演を始めたのは、もう10年以上も前のこと。ニンジン嫌いの少女がニンジンに変わってしまったお母さんを訪ねて野菜の国を旅するという『ニンジンなんてどぅぁぁぁいキライ!』(作:河原俊雄)が最初の作品だ。その後、作っても売れないと食べ物は輸入して花ばっかり作ってる国のお話し、(なんか身近にありそう)とか、宇宙から来た留学生が残飯の山を見て、もったいないの心を説くお話しなど、子どもたちが楽しく笑いながら、食べ物や農業の大切さや、好き嫌いをなくそう、バランスよく食べようといった、食育の基本を学べる内容だ。
農業高校ならではのこの活動、置賜地域では大評判!小学校や地区コミュニティセンター、児童館などから申し込み殺到で、年度の初めには十数回分の公演スケジュールがすべて埋まってしまうという人気舞台となっている。
東京に進出したのは7年前。演劇部の要請に、町田市の食育推進校3校が、応えてくれたことに始まる。体育館をびっしりと埋め尽くした小学生数百人(1校250人~800人)を前にしての公演は演劇部員たちには震え上がる体験だったはず、でも、まるでびびることもなく堂々とさわやかに演じきった。児童全員からの感謝の便りには、面白かった、食べ物を大切にしたい、今日から野菜を食べますなど、嬉しい言葉の数々が溢れていた。
東京公演に関わる経費は、学校の予算の他、演劇部や置農が受賞した各種大賞(「こころを育む活動」全国大賞、「サントリー地域文化賞」他多数)の副賞、さらには地区が獲得した地域振興基金などが当てられている。
置農演劇部の活動は食育ミュージカルだけにとどまらない。置農演歌ショー「夢芝居」これがまたとんでもない!人気だ。美空ひばりや北島三郎の演歌を着物姿の高校生が踊る。若さが躍動するお祭りダンスでさらに盛り上がり、要望により、振り込め詐欺防止のコントも付くという1時間30分のエンターテイメントステージだ。老人会、敬老会、介護施設などからの出演依頼はひっきりなし、拙いながも精一杯の舞踊に、かけ声ばかりかご祝儀だって飛ぶことがあるほど。若さの限り踊り尽くした後は、握手会!部員たちが客席に入りお婆ちゃん、お爺ちゃんと手を握り合い言葉を交わす。涙を流し握った手をいつまでも離さないお年寄り、部員たちにとっても感激の瞬間、感動の体験だ。
食育ミュージカルでは子どもたちと、演歌ショーではお年寄りと、日常では向き合うことの少ない異世代との心の交流を体験して、部員たちは、教室では学ぶことのできない大切な宝物をもらうことになる。つながることの喜び、喜んでもらえることの嬉しさ、演じきり、感謝され、褒めてもらい、部員たちの自信はどこまでも膨らむ。
年間の公演活動は50回近くにも達する。その大多数が土日や祝日だ。貴重な休みがすべて公演に費やされていく。時には辛いと嘆き、時にはなぜ?と疑問がもたげ、時には辞めたいと弱気になる。でも、子どもたちやお年寄りが楽しみにしてくれている。終演後の熱烈な拍手がある。感激にふるえる握手が待っている。
だから、突っ走る、3年間。そんな青春が置農演劇部だ。
地域に飛び出せ!地域に学べ!このモットーが置農演劇部を支えている。
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