まだ2月だぜ。山形青菜漬け、じっくり漬かって今が旬!のはずなのに、ありゃりゃ、産膜酵母のお出ましだよ。全面覆い尽くすって末期症状にゃ至っていないが、漬け汁から顔を出した菜っ葉たちが白く薄化粧だ。まいったねぇ、まだ大して食べちゃいないのに。
暖かいからねぇ、酵母の方もさあさあ出番だって気負ってるんだろう。そんなこともあろうかと、若干濃いめにして、酢や焼酎の割合も増やしたんだが、そんな小手先7防御は役に立たなかったか。
この冬の青菜漬けは、売れ行き悪かったんだ。なんせ、茎や葉がしない!筋っぽくてぱりぱり感がまったく足りない。生育がのんびりじっくりだったからなぁ、逞しく頑丈に育っちまったんだろう。山形青菜は、たっぷりの肥料で一気におがらせないとダメ!これが教訓。
それはそれとして、あらかた残っている青菜漬け、捨てるなんてできるもんじゃない。と、すれば、戦力外の活用方法はこれよ。
青菜古漬けの油炒め!まずは、漬物桶から3株ほど取り出して、水洗い、産膜酵母を流し去る。漬物の腐ったような匂いの元はこいつだからね。何度か水を変えて、腐敗臭、ってほどひどくはなっていないが、を追い出す。さらにひたひた水に漬けて1時間、漬け汁がほんのり残るくらいまで浸漬。
ぎゅっと絞って小口から刻み、たっぷりのごま油で炒める。そうそう、トウガラシも忘れずに。砂糖、みりん、酒で味付けするんだが、甘辛くした方が日持ちもいいし、常備菜の一品にはふさわしいって思うな。煮汁がほぼ飛んだら煎りつけて最後に胡麻を散らして出来上がり。
さっ、春先常備菜の出来上がり!青物が不足するこの季節にゃ貴重なビタミン、ミネラル給源になる、はずだ。いや、絶対体にいいと信じている。
と、ひとまず、数株は救い出したが、まだまだたんまりあるぜ!どうするよ、おい。
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