まさかの事態だぜぇ。高さ2メートルの雪囲いを超えて雪がなだれ落ちて来たぁぁぁぁ!
そ、そこまで降るか?
ヤバいぞ、軒下のプロパンボンベが完全に埋まってる。
トイレの窓にも押し寄せてきてる。上を見上げれば、おお、ほとんど屋根に繋がってるぜぇ、落雪。
次また降れば、って、降るさそりゃ、窓が破られる。プロパンの配管だって外れるかもしれない。いかん、緊急事態だ、スポット除雪に入らなくっちゃ。
まずは、雪囲いをはるかに超えて積もる雪山をなんとかしなくっちゃよ。
雪囲いの隙間をすり抜けるようにして斜面に取り付く、が、一歩踏み出してもすぐにずずっともぐって元の位置に戻ってしまう。雪山登山だな。1歩1歩ラッセルだぜ。雪山のふもとにたどり着き、スコップで雪を掘っては、遠くに放り投げる。ふー、重いぞ。腕、肩きしむぞ。なんとしても雪囲いの先端までは掘り出さないとな。できれば、もっと深く掘りたいところだが、それは、高望みってもんだぜ。
ようやっと、一番上の囲い板のところまで掘り出した。屋根からの落雪は斜めに落ちるから、これで2回くらいの降雪、落雪はなんとかしのげるだろう。よしっ、次はプロパンボンベの救出だ。
掘った雪、どこに投げるよ?雪囲いを越して、なんてあり得ない。なんか、その場しのぎの感ありだが、落雪がなだれ込んでいない横のスペースにどけて行くしかないだろう。ともかく、ボンベを掘り出すことが最優先だ。雪の重さで配管や分配器が壊れる恐れありだからな。それと、もしかすると、プロパン屋さんが、ボンベ交換に来るかもしれない。12月、来た時、冬中にも一度、なんて言ってたからな。まさか、勝手に掘り出してくださいとは言えねえさ。
狭いところ、スコップを差し込んで少しずつ掻き出すように雪をどけて行く。ここらが配管か?下手にスコップ突き刺せないぞ、ボンベとの接続は硬質ゴム?管だしな。分配器にも細心の注意が必要だ。凍り付く寸前で固まっちゃいるが、手で掬いだすしかない。ここらか?当たりを付けて掻き出す。あまりに固い部分は、そっとスコップの先で突いたりしながら。
よしよし、どうやらボンベ先端部分は現れた。今度はボンベ本体だ。片側から掘るだけじゃダメだ。反対側も掘って雪をどけなくっちゃ。先ほどなだらかにした雪山を超えて、東側に降りる。プロパン屋さんはこっちから替えのボンベを運び込むから、その道筋もある程度作っておく必要がある。って言っても、そこはまた、巨大な雪の山脈だぜ。母屋の落雪を飛ばしたものが屋根の高さにまでうず高く積積み重なっている。この山を越え重たいボンベ引きずって運び込むのかぁ、いやはや大変な仕事だなぁ。雪国じゃ、道路除雪の人たち(連日、夜中2時から稼働)といい、雪に縁のない地域の人たちには想像もつかないような重労働、危険労働に支えられて暮らしているんだぜ。
ふー、どうやらボンベの半分以下まで掘り出した。
このくらい出ていれば、ボンベ交換もなんとかできるんじゃないか。ジジイと違って力持ちの人たちだからな。あとはよろしく!だぜ。
今日の除雪はここまで。明日は、母屋東側、明後日は畑の小屋周囲。雪降りの合間は、除雪、除雪の日々だぜぇ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます