ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

最初で最後の桃!

2023-08-18 08:58:52 | 果樹
せっかく着いた桃が根こそぎ食いちぎられて1カ月、果樹をめぐる獣たちとの戦いは今も続いている。
収穫直前にやられ、慌ててネットで覆って防鳥キラキラテープ張り巡らしたプリンスメロンは、防御体制効果てき面、ここまでわずか1個の被害にとどまっている。
数年前まで圧倒的に負け続けたスイカでの攻防、今年は完全勝利目前だ。すでに20個近く、を収穫し、なお、畑にはコンテナ被せられた実が10個は残っている。えっ、そんなに!たった2本の苗で、なんたる生産力、小玉スイカ恐るべし!改めて驚く俺。
お陰で、昼、夜の食後デザートは、スイカ、メロン、スイカ、メロン・・・のお定まりメニューが続いている。
残るは柿だが、生理落下はあるものの、逞しい柿のこと、病気も害虫も害獣も寄せ付けることはない。多分柿渋のせいだろうけど、下草もあまり繁らない。秋の収穫は楽しみにしても裏切られることはないだろう。
と、来て、実は秘蔵の1個!?
桃が残っているんだぜ、イェーイ!
黄桃。よくぞ今まで生き延びてくれた、感動、感謝、感激だ。
もちろん、裸にしたのはもぎ取るためだ。ここまで何度か袋をかけ替えて、獣たちに気付かれぬよう育てて来た。
白桃とかと違って、色はつかないから、果たして収穫適期なのか判断に悩んだが、ここまで頑張ってくれたんだ、これ以上危険にさらしておくことはできんさ、ってことでもぎ取った。
香りはまだ薄っすらとしか匂って来ない。もうしばらく追熟してから味わうことにしよう。
たった一つ生き延びた桃、ぜったいに美味い決まってる。
ありがとう、黄桃1個!
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あり得ねぇぇぇ!式辞がコピペ

2023-08-17 08:43:07 | 世の中へ
おいおい、ここまで手抜きかよ。
全国戦没者追悼式、総理大臣の式辞、「今回、660字余りの式辞原稿を昨年と比較すると、約9割が一言一句同じだった。」(東京新聞) 
すげぇなぁ!
ここまで開き直れるもんか?
テストでカンニング見つかっても、カンペですけど何か?って平然と顔上げるって図だぜ。
俺も高校教師30年近くやってきて、担任として迎え入れ、送り出した8クラス、すべてその時々に祝いの言葉は練って来たぜ。大したもんじゃなかったろうけど、その時々の気持ちはしっかり伝えたいって思ってさ。
いやいや、その24年間朝のホームルームじゃ1日欠かさずその日の心構えみたいなことを都度語ってきた。まっ、今考えると、生徒の感覚とずれてたなって、独りよがりだったな、反省しきりだが、それでも、精いっぱい何かを伝えようとはしてきたのさ。
なのに、どうよ。
首相だぜ、日本国の代表だぜ、相手は戦争で命落とした国民の遺族、関係者だぜ。全国民が注目してるんだぜ。
コピペの式辞、平気の平左で読む?
もうもう、その神経の鈍感さにあっけにとられるな。
スピーチライターとか抱えてんじゃないの?そいつらに書かせてんだろ?ライターが無能なのか、岸田にやる気がないのか、多分両方だろうな。
内容は代り映えしないなら、せめて、読み方に心込めるとか、表情に気を配るとか、全然、ないもの!まるっきり配慮ないもの!!
この”どうでもいい感”、”投げやり感”、聞く人たちを傷つけるって思わないのかなぁ?厳しく責めるメディアが少ないから、やりたい放題なんだろう。ちなみに東京新聞は詳しくチェックして報じたけど、朝日は曖昧にして内容は変わらない、みたいな、違うだろ。コピペは道義違反だろう!どうして追及しないんだよ、朝日。
この鈍感力!国民に寄り添う政治なんて望むだけ無駄だな。
で、この伝える意欲ゼロの一方的表明?って、国会における大臣答弁や官房長官記者関係の原稿棒読みとそっくり同じだぜ。
もう、彼らは、伝えるための言葉とか演説ってものをまったく信じちゃいないってことだ。いや、そんなこと忘れてしまって、必要とも思っていないんだ。彼らのコミュニケーションは飲み会だったり、後援会での肩叩きのなぁなぁだけなんだよ。
式辞や祝辞の機会あれば、ともかく無難にそつなくやり過ごせればよい。前例を踏襲し、形式を踏んで持ち時間をこなせばよい。
形だけの返答、それらしくあればよい式辞。
それはまさしく、それらしく開催されさえすればよい国会。時間をこなせばよい審議、すれ違いやすり替えに終始する討議。それで充分!
だって、やりたいことは、すべて閣議決定できるから。
こんな虚しく恐ろしいことをどこまで続けていくのさ。
山本太郎の街宣のように、道行く人の足を止め、何気なく立ち止まった人たちの心に食い込んでいく言葉の力、これこそが政治の原動力だと、多くの人に思い出してもらいたい。そう、言葉こそ、政治の原点だ。
原点に立ち戻れる日は来るんだろうか、この民主主義国日本が。

コメント (1)
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花火は庶民の楽しみ!じゃなくなった今

2023-08-16 10:00:25 | 世の中へ
衝撃的だったなぁ、この写真。
最初、なんだかわからなかった。
えっ、フェンスの向こうでドラマの撮影とかしてんの?工事現場に珍しい重機とか動いてんの?最近は仕切りのパネルにもペインティングするんだ!
って、違ったぜ。
向こう側は花火会場なんだっ!ひぇーっ。
入場料要るんだと。1席10000円以上とか十数万の特別観覧席もあるんだってよ。驚きぃぃぃぃ!
ついに来た、格差社会。
誰もが楽しめる夏の風物詩、納涼花火大会も有料、貧乏人にゃ見せてやらないよ、って。いよいよだな。
いや、違うな。
実は世の中、こんな光景は随所に広がってんだ。
海外でバカンスを楽しむ家族、方や夏休みで給食なくなり昼飯を子ども食堂に頼る子どもたち。コース数万円のディナーを楽しむ人たち、賽銭箱から1000円盗んで捕まった老母抱えた息子。ボランティアの食糧配給に並ぶ大人たちの列。
なぁに、見えてなかっただけの話しさ。格差はすでに最終フェーズに近づきつつあるんだ。子どもの貧困率(2018年)は13.5%。ひとり親家庭の貧困率は48.1% … 
見えなかったのは、見せなかったからってことだ。
メディアが眼を逸らしてれば伝わらない。見たいもの、見せたいものにしか目を向けないんだ、彼らは。だって、彼らの見慣れた光景は幸せな中産階級の暮らしなんだからさ。
政治家や官僚の育ちが良過ぎて、下層の人たちが見えてないってのは、もはや常識になってる。岸田さんの聞く力は聞きたいことだけ聞く力、嫌なものは、見たって形だけ作る。豪雨災害の被災地でも、とどまったのは10数分、すぐに豪華、かどうか知らんが、会食に向かったってことだろ。
自民党の政治家は世襲のお坊ちゃま方か官僚からの横滑り、上級官僚は教育環境整ったいいとこのご子弟。見えるわきゃないんだよ。「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」とか、「人は見たいたいものしか見ない」シーザーの言葉。
これ、どうも大手メディアの記者連中にも当てはまるようなんだなぁ。教育格差が広がって、記者たちの出身階層も中上流に固定されてきてるってことを大手メディのOB記者が言っていた。
だろうな。
自分の世界と離れた人や物事を探りに行くにはかなりのバイタリティが必要だが、彼らにそんな気迫はない。そんなことしても誰も褒めてくれない、ってことは出世に役立たない。
彼らが足を向けない間に、世の中はまるっきり別の様相を呈しつつあるんだが、彼らは見ようとしない、知ろうとしないからわからない。
気付いたときにゃ、花火大会がフェンスで囲われてたってことだ。
頼むからさぁ、この現実をもっともっと様々な場面に探っていって欲しいんだぜ。夏休みって言ったら、飛行場の海外便の待合室映し出してばかりいないでさ。クーラー止めて猛暑にじっと耐えてる年寄りの部屋を覗くとかさ。食料配布の列に並んでみるとかさ。
階層を超えて、真実に迫る、そういう記者魂、取り戻してくれよ。
正義感とか真実追及の欲求とか、これなくしたら、人間辞めました!ってことなんじゃねえのかい。





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楔使って、さぁ、薪切り終了!

2023-08-15 11:29:10 | 暮らし
久しぶり!雨よ、待ってたんだぜ。
いいなぁ、この音、この匂い。
夜中の一降りで畑はしっとりたっぷりお湿りもらった。これで数日間は水やりのうんざり仕事からは解放される。朝夕1時間ずつだったから、これ、ほんと助かる。
これだけ降ったんなら、田んぼにも水来てるだろうな、って、お、おい、ちょろちょろじゃないか!これじゃすべての田んぼに行き渡らないぞ。
水路にびっしり張った雑草の根を削り取って流れをスムーズにしたり、水路の分岐点の配分石、これの置き位置一つで流れが大きく変わる、つまり、水争いの道具、を少しずらして、水の流れをそっと変えてみたりしたが、うーん、ダメだ、次の土砂降りを待つしかないぜ。
雨乞い、雨乞い!雨恋!雨来い!
雨降って田んぼ、畑、やることないなら、薪作りだ。
残った10数本の原木、やたらぶっといぞ。片側だけでも持ち上げてぇ、なんて無理だって。地面との隙間に支柱差し込んで梃の原理で、えっこらっしょ、微かに浮いた空間に急いで細木を差し込む。これでチェーンソーの刃を地面にかまさずに済む。端を短めに玉切り、でないと次が持ち上げられないからな。
原木の端をちょい上げては、30センチほど切り、また、梃で上げて、・・・力も要るが、頭も使うのさ。
最後残った大物ども、ふー、全部玉切りしたぜ。
まだ、軽トラ2台分の河川支障木あるが、購入の楢原木はすべて切り終えた。達成感ありだぜ!
割るのは強力薪割り機があるからな、ここでまず一段落って言っていい。
おっと、薪割り機の台に持ち上げられない大物があったっけ。これは楔で半割にしないと。
小口にチェーンソーで切れ目を入れて楔を差し込み、ハンマーで打っ叩く。

楢の木は筋が素直で節も少ないから楽なもんだぜ。って、言っても3㎏ハンマーを狙い違わず打ち下ろすのはお年寄り向きじゃない、なんて泣き言言わずにえいっ!とうっ!5~6回叩き込むとほれ、スパッと割れた。楔のお世話になったのは原木1本分の6個の玉。あとは、うーん、持ち上げられるか?ってほど重そうだが、なんとか、頑張ることにしよう。
本日、ここまで、長い時間チェーンソー使ってると肩に鈍痛が残るから、ここまでここまで!
お盆はのんびり薪割り作業を楽しむってことで。

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うわっ、出た!イノシシ

2023-08-14 09:08:55 | 農作業
こ、こ、これ、イノシシが掘っ繰り返したんじねぇか?
なかったぞ、こんな穴。
うわっ、こっちにも!
あらら、先までずっと!
ついに出たか、イノシシめ。

今年は春の耕耘前に何度か田んぼに入って穴掘っちゃ土浴びしてたようなんだが、入り込むたびにトラクターで耕耘して、ここはおめえらの領分じゃねうえぞ!って警告を繰り返したおかげで、その後、代掻き、田植え、除草とやつらも諦めたようで、出没の痕跡は見られなかった。
が、ついに、出た!
昨日の朝、新入り小作人のAさんが息子さんと一緒に畔の草刈りして行ったばかりだってのに、もう。嫌がらせかよ。穂だって出始めて、あと1カ月半で稲刈り、そこまで慣れない農作業頑張ってきてんのに、土浴びするなら、すぐ隣に荒地あんだろうが。
どうする?
やることは決まってる、ってか、草を丁寧に刈って木酢液播いてテリトリー宣言するしかない。
が、お盆の入りだぜ、墓参りの人たちもご先祖さん案内して家に戻って行ったぞ。もう暗くなる。今からやるのか?
ええい、明日だ、朝一だ。今夜は出ない!
それ、希望的観測ってやつだろ。桃を思い出せ!たった1個袋を外して、たっ1晩見送っただけで、数十個の桃の実が一つ残らず食いちぎられたじゃないか。
昨日来て味をしめたんなら、今夜また来るに違いない。今度は畔波シートを乗り越えて田んぼに侵入、間違いなしだ。
いかん、それは何としても防がねば!ここまで頑張って来た新入りさんたちの努力が台無しになる。
お盆なんて関係ないだろ、墓参りなんてしない男が。
よしっ、ともかく、イノシシに宣戦布告だけはしておこう。転ばぬ先の杖、いや、もうすでに一歩こけちまってるけど。
希釈した木酢液を15Lの如雨露と10L入りのポリタンクに入れて出発。草刈りもしてしまおう。
まず、草刈り。できるだけ畔をきれいにして、ここは人間の領土だからな、と知らしめる。おっ、ここだ、隣の荒地からの獣道、ここからやって来たんだ。ここは他人の土地だが、生い茂った雑草を広く刈っておこう。

草刈終わったら、如雨露で侵入現場すべてとその周辺に木酢液撒く。侵入口には念入りに。痕跡のあった側全体、満遍なく。
さっ、どうだ!もう、近寄るんじゃないぞ。また出てきたら、ただ置かんぞ!
って、ほかに何が出来るって言うんだよ?
しぃー、イノシシに聞かれちゃうまくねえぞ、こちらの持ち札だし尽くしたってことを。

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