ちょっと経歴が似すぎていないか。
政治家だから、法律の専門家、法律を学んだ経歴が長い。それはわかる。でも、それぞれの妻もJ.D.(法務博士)で弁護士というの、もすごい感じがする。出ているロースクールは二組の夫婦ともIvy Leagueの大学であること、後者の夫は、特に成績優等でローズ奨学生でOxfordで勉強までしている。就任時の年齢も近い。こどもの数も似たようなもの。。。
夫(47):
2年生カレッジからコロンビア大学に編入、卒業。
ハーバード大学法科大学院修了(J.D.)
妻(45):
プリンストン大卒。
ハーバード大学法科大学院修了(J.D.)
ともに弁護士
こども:
2人(10/7)
夫(46):
ジョージタウン大学卒業。
ローズ奨学生(Oxford University/University Collegeに2年間留学)
イェール大学ロースクール修了(J.D.)
妻(45):
ウェルズリー大学卒業。卒業生総代。
イェール大学ロースクール修了(J.D.)
ともに弁護士
こども:
1人(12)
さて、この二組のご夫婦、誰だと思うだろう。これ、アメリカ合衆国の大統領とファーストレイディーである。
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アメリカの正副大統領とそれぞれの妻が、すべて大学院修了以上の学習歴になったのは、確かブッシュ前大統領夫妻とチェイニー副大統領夫妻からだったと思う。
ブッシュ大統領:
イェール大学(学士:歴史)
ハーバードビジネススクール(MBA)
ローラ・ブッシュ夫人:
Southern Methodist University(学士:教育学)
University of Texas(修士:Library Science)
チェイニー副大統領:
University of Wyoming(学士、修士:Political Science)
University of Wisconsin-Madison(博士:同上)
リン・チェイニー夫人:
Colorado College(学士)
University of Colorado at Boulder(修士)
University of Wisconsin-Madison(Ph.D.:文学)
学位、大学名はわかる範囲で訳してみた。わからないのはそのままにしている。資料は英語版Wikipediaを参考にした。
ローラ夫人の修士号は、図書館科学(図書館情報学)かな。チェイニー副大統領の学位は政治学でいいのかな。副大統領夫妻は両方とも博士である。いずれにしてもすごい経歴だ。
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学校に長く行っていれば、えらいとも、頭がいいともいわない。お金もかかる。でも、勉強ができるというのは、いいことであると思う。
もちろん、学費の問題を考えずに、教育へのアクセス権がより多くの人間に与えられる方がいいだろう。しかしそうでないのが世の中である。だったら、親の貧富に(全くとは言えなくても)関わらず、頭がよかったり、がんばろうとする場合、教育ローンや奨学金制度が、日本よりはありそうなのは、うらやましいことである。夫(47)は、最近教育ローンの支払いが終わったらしい。
さて、答え合わせ。最初の夫婦は、バラク・オバマ、ミシェル夫人である。二組目はビル・クリントン、ヒラリー・ロダーム夫人である。なお、クリントン夫妻と娘は、クリントン大統領の1期目就任時の年齢である。