元世界4位のクルム伊達公子は、12年ぶりに海外ツアー(ASB Classic)に出場したが、勝利はならなかった。(6日)
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プロテニス選手のクルム伊達公子選手。伊達選手のパートナー(夫)はドイツ人のMichael Krummさん。
前から、伊達選手の名前の表記は、英語圏(アルファベット圏)ではどうなるのか妙に気になっていた。冬休みにSony Ericsson WTA Tourのウェブサイトを見たら、こう書いてあった。
KIMIKO DATE KRUMM
ASB Classicの記事は、Date-Krumm(ハイフン有り)の表記もあった。
…なるほど。
旧姓をミドルネームのように使う表記方法になるのか。
旧姓をミドルネームのように使う。アメリカなどではよく見られる表記のようだ。ただ、この書き方は文書上のことで、実際は夫の名前を名乗ること、夫の名前で呼ばれることが多いとも資料などで読んだことがあった。クルム伊達選手は、少なくとも日本国内の報道では、そのまま、「クルム伊達選手」呼ばれているので、ちょっとめずらしいケースになるのかな。
これは、次期国務長官指名予定者のHillary Rodham Clinton女史と同じだ。彼女は結婚前はHillary Rodhamだったが、結婚後は、Hillary Rodham Clintonを公式のサインの時に使っている。旧姓のRodhamを省略してはいない。そのことが女性の自立を表すとも、伝統的な価値観を、大げさな言い方をすれば、破壊するともいわれている。この名前でアピールしてもしなくても「敵(政敵)」がいるので、彼女は今回の民主党大統領候補選挙時、ウェブサイトなどではHillaryとしか表記しなかった。それほど微妙な問題らしい。