23日にこんな記事が新聞各紙のウェブサイトにでていた。
昨年2月、航空自衛隊が管制業務をしている新千歳空港(北海道)で、日航ジャンボ旅客機が離陸許可を受けないままに、離陸のための滑走をしてしまった。このほど運輸安全委員会の報告書がまとまり、公表されたとのこと。
それによれば、空自の管制官が、通常は使わない言い回しをした。このため管制官の意志が日航機の機長に誤って伝わり、滑走してしまったということだった。
何をどう間違えたんだ。
産経新聞のウェブサイトによれば、、、
管制官
正式な離陸許可の前に、間もなく離陸できる見通しを伝えようと「Expect immidiate take off(迅速な離陸を予期せよ)」と日航機に連絡。
日航機機長
expectを聞き漏らし、離陸許可「(immidiate take off(迅速な離陸)」と受け止め、滑走。
国際的基準では、「離陸」「離陸中止」以外には、「take-off」は使わないことになっている。ただ、これを空自の管制官は知らなかった。離陸じゃなくて、出発を示すdepartureを用いるべきだったと、毎日jpには出ていたが、確かにそうだろう。
***** *****
空自と民間で用語にずれが生じるのはおっかない。でも、機長も復唱を怠っていたようだし、操縦室内にいた副操縦士と訓練生も、機長の判断に疑問を感じていたが、言い出せなかったとあった。今回は直前で大惨事を回避できたけど、用語ミス、復唱ミス、コーパイのためらいなどが重なって危なかった。
国土交通省はテークオフを2つの場合以外に使わないよう、近く基準を改正するようだ。でも、国内線だけでも、日本語でってわけにはいかないんだろうね。これだって、、、
「離陸準備せよ
「離陸準備よし
「離陸せよ
「離陸します
間違いが少ないと思うけど。。。だめなんだろうな。