30日土曜日、新聞各紙ウェブサイトに3月の選抜高校野球出場校一覧が掲載されていた。いくつかデータを見て、わかったことと、感じたこと。データはスポニチによる。
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公私区分
公立高校9校、私立学校23校。
秋田商(秋田)、前橋工(群馬)、高岡商(富山)、今治西(愛媛)、嘉手納(沖縄)、宮崎工(宮崎)、山形中央(山形)、向陽(和歌山)、川島(徳島)
公立学校は1校(秋田商業)を除き、都道府県が設置者。秋田商業高校は秋田市が設置者(市立高校)である。
公立学校のうち、学校名に専門学科・総合学科を含む高校
4校。
秋田商(秋田)、前橋工(群馬)、高岡商(富山)、宮崎工(宮崎)
私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
たぶん14校。
盛岡大付(岩手)、東海大相模(神奈川)、花咲徳栄(埼玉・平成国際大)、東海大望洋(千葉)、帝京(東京)、日大三(東京)、大垣日大(岐阜)、中京大中京(愛知)、三重(三重・三重中京大)、神戸国際大付(兵庫)、立命館宇治(京都)、天理(奈良)、高知(高知・高知学園短大)、自由ケ丘(福岡・九州共立大)
生徒数の多い学校
全校生徒数1000人以上は11校。埼玉県の公立高校の基準(以下同じ)では、40人×9クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
花咲徳栄(埼玉)1952人、大阪桐蔭(大阪)1942人、東海大相模(神奈川)1751人、三重(三重)1695人、自由ケ丘(福岡)1540人、智弁和歌山(和歌山)1470人、関西(岡山)1400人、天理(奈良)1259人、立命館宇治(京都)1172人、日大三(東京)1170人、広陵(広島)1156人
去年の夏の上位3校は、作新学院(栃木)3840人、東農大二(群馬)1826人、常総学院(茨城)1758人だった。作新学院ほどの大規模校はないが、1000人を超えるのはすべて私立高校である。
生徒数の少ない学校
全校生徒数500人未満の学校が3校。40人×4クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
川島(徳島)519人。この学校は公立。盛岡大付(盛岡)404人、北照(北海道)199人
昨夏のデータでは、酒田南(山形)470人、華陵(山口)360人、伊万里農林(佐賀)349人、PL学園(大阪)313人、立正大淞南(島根)254人が少なかった。今回の北照高校の人数はいかにも少ない。ホントに何かの間違いじゃないのか。
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新聞の取り扱っている在校生データは、新聞各紙が学校に直接取材したものなのかな。それとも文部科学省の学校基本調査と各都道府県高野連選手登録名簿からの情報なのかな。いずれにしても、人数を見るといろいろなことが想像できるものだ。