水曜日から中間テスト期間である。今日は、担当科目のテストがあり、午後は採点にあたった。
梅雨入りはまだだけど、細かい雨が続き、湿気が多い。何だか嫌な感じ。解答用紙がホニャホニャして、採点し難かった。
3時間かけて、4クラス分の〇X△がつけ終わった。今日はここまで。珍しく勤務時間が守れそうなので、帰ることにする。
水曜日から中間テスト期間である。今日は、担当科目のテストがあり、午後は採点にあたった。
梅雨入りはまだだけど、細かい雨が続き、湿気が多い。何だか嫌な感じ。解答用紙がホニャホニャして、採点し難かった。
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駅で見かけた大学のPR。
『モラリストXエキスパート』を育む。
・立正大
常識・社会道徳を理解できて、なおかつ(Xは、かける)専門知識を駆使できる人材育成を目指すといういことかな。
2010.05.09、「5月7日のニュース」で取り上げた、ネアンデルタール人と現代人の先祖の交配・交雑*1に関するニュース、その後。
いろいろ記事を探してみたのだが、わからないことが多い。もちろん一般の人類学ファンがわかることなどたかがしれているのだけど、ちょっと感じたことを書いてみよう。
①サンプル数のこと。
ネアンデルタール人のヒトゲノムのサンプル*2は3名分。クロアチアで発見された、4万年ほど前の女性のものである。
彼女たちと比較されたのは、中国、フランス、パプアニューギニア、アフリカ南部、アフリカ西部の5人のヒトゲノム。
疑問①
現代人5人分で充分なの?
ヒトゲノムはそれほど共通の部分があるものなのか。そこまで”普遍的”なものなのか。そうだとしたら、人類の表面上の差異(皮膚・毛髪・骨格などの差異)は非常に少ない何かで規定されていることになるのだろうけど。
②遺伝情報を現代人と比較したところ、似ている部分が多いことが判明。
調査によれば、ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)の骨の化石から遺伝情報を分析した結果、現代人の祖先とネアンデルタール人とで種が交わっていた可能性がある。ただしアフリカ人のサンプルからはその可能性は見いだせなかった。
これはドイツなどの国際研究チームの調査による判断である。
〇種が交わっていた可能性。
〇似ている。
疑問②
両者の祖先がアフリカを出たあとで、種が交わった可能性がある。では、現代のアフリカのヒトは、現代人の祖先からアフリカを出ずに進化したことになるの?
似ていると言うことは、「ネアンデルタール人と現代人の祖先に、どんな経緯にせよ、言い方にせよ、交配・交雑があった」そう言い切っていいのだろうか。確か両者は、共通の先祖から枝分かれしたとされているはずだ。そうであれば、元々似ている部分はあってもおかしくはない。元々似ている部分と、ネアンデルタール人由来の遺伝子と見分けはつくのだろうか。
③第3世代が残せたのか。
人工飼育下でライオンとトラの交雑種が生まれたケースがある。ライガー(父親がライオン)、タイゴン(父親がトラ)である。また、ヒョウとライオンの交雑種もレオポン(父親がヒョウ)という例がある。ただいずれも繁殖能力がないものとされる。
ハイブリッドはそこで終わりである。
疑問③
現代人の遺伝子の中にネアンデルタール人由来のものがあるとしたら、それは次のようなことを意味するのか。
異種間のカップル(父母がネアンデルタール人と現代人の祖先)の第2世代(こども)は遺伝的にネアンデルタール人と現代人の祖先のハイブリッドである。その個体は、子をなしえた。
ネアンデルタール人と現代人の祖先のハイブリッドは、ネアンデルタール人、ハイブリッド同士、現代人の祖先と結婚できて、少なくともホモ・サピエンスの遺伝情報の中に痕跡を残した。つまり、交雑によって生まれたハイブリッドには、次の世代を残す能力(妊性)があったことになる。でも、これでは現代人同士の結婚と同じではないのか。
ネアンデルタール人と現代人の祖先は同じ括りになる。少なくとも交雑が起こった時点では、同じと言っていいか、非常に差異が小さい二つの集団だったことになる。
Neanderthals Are Among Usどころではなくて、Neanderthals = Weなのかな。
どうなんだろう。
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*1 NHKはニュースで、「人類祖先と種の交わり」といっていた。
この結果もたらされるのが、遺伝子(情報)の流動。
*2 サンプルといってはいけないのかな。彼女らもヒトである。