24日、ネットで記事を探していたら、こんなニュースがでていた。
大越慎一・東京大教授(物性化学)らのチームが、光を当てるだけで、電気を通しやすい状態と通しにくい状態を行ったり来たりする金属酸化物を発見した。基礎研究って大事だなあと思いながら記事を読んでいたら、これを使うと(商業ベースにのせられれば)、DVDやBlu-rayを作る時に使われている材料に比べて、格安で大量生産でき、記録密度もはるかに高いものができるとのこと。
DVD等にはゲルマニウムゲルマニウムなどレアメタル(希少金属)の合金が使われている。教授たちの発見した金属酸化物は、これらと比較すると価格が約100分の1。
光記録材料として使えば、ほぼ同じ強さの光でブルーレイディスクの約200倍の情報を記録できる。
安くて大容量なわけだ。
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単純計算はできないが、材料の価格がDVDと比べて100分の1になるとすれば、これは凄いと思う。半分とか4分の1、10分の1ではない。100分の1。この結果、製品価格が100分の1になることも、あながちないとは言えない。大昔のHDDは1MB1万円だった。今を考えれば100分の1、なくはない。
もちろんHDDと光記憶素材では使い方(使われ方)が違うから、HDDのような値下がりはないかもしれない。でも、この物質を使った光記憶式のディスクが、Blu-rayと比較して200倍の記憶容量を持つとすれば、いろいろな使われ方が考えられる。値段が100分の1にならなくても、なんといっても容量200倍である。
心配性の僕はこんなことが気になる。
Blu-rayの記憶容量の200倍になるというlことは、BDは現在50GBが容量最大値のはずだから... 10TB(テラバイト)である。もう、ここまで来ると、冗談に思えてくる。全部一つにまとめて、何から何まで1枚にまとめたら、情報管理が実は難しい感じがするのだ。
なくしちゃったら。。。
壊しちゃったら。。。
怖いと思う。
まあ、実際流通し始めるころには、毎度おなじみ大型アプリケーションソフトウエア(eg Excel 20XX、一太郎201X)が、巨大データファイルをじゃんじゃん作っていて、その保存に使っているかもしれない。
それはそれで、ある意味何か怖いな。