全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

学校の名付け親になる。

2011-07-23 05:32:24 | 全英連参加者 2011

 すべての会社とはいわないけど、ある程度の規模の組織になれば、その組織の社内報的なものは存在する。これはどんなに電子化が進んでも、最後まで紙ベースで残るものだと思う。
 公共機関・公務員組織である埼玉県。その埼玉県が運営する県立学校にも、それはある。埼玉県の場合、埼玉県教育委員会が毎月発行している、「県教委だより」である。
 今月21日発行の第663号。裏一面にこんな記事が出ていた。


新校の校名を募集します!!

 「県立学校の後期再編成計画」に基づき、平成25年4月に開校を予定している新しい高校について校名のアイデアを募集しています。


 こんな書き出しだ。募集の対象となる新校は以下の3校である。

 (1)仮称「幸手新校」
  全日制課程・商業系を主とする総合学科
  県立幸手商業高校と県立幸手高校を再編
 (2)仮称「大井新校」
  全日制課程・普通科及びスポーツサイエンス科
  県立大井高校と県立福岡高校を再編
 (3)仮称「吉川新校」
  Ⅰ部(全日制及び定時性課程)・Ⅱ部定時制課程による昼夜開講の総合学科
  県立吉川高校と県立草加高校定時制課程を再編
 (1)~(3)のそれぞれ再編対象の学校のうち、前に書いてある学校の位置(場所、住所のこと)に新校を作ることになる。

 二つの学校を閉校して、新校を一つ作る。新しい場所に、新しい学校を作るわけではない。

+++++ +++++

 名前、考えてみようかな。
 前提として、現在の名前をそのまま使うことはできない。もしも、それでいいならば、それぞれ幸手高校、大井高校、吉川高校でいいはずだ。でも、それでは、名前が使われない学校の卒業生、それぞれの地域が納得できないので、新名称を考えることになる。
 やってみよう。

 「幸手新校」 学校コンセプト(以下県教委資料による)

 充実したキャリヤ教育で進路希望を実現する学校

 ★普通科目と商業を中心とする専門科目をバランスよく学べる総合学科高校です。
 ☆単位制なので大学進学や就職など進路希望に応じた学習プランが選択できます。
 ☆会計やコンピュータをはじめとする将来役に立つ資格の取得に挑戦できます。
 ☆地域の体験活動やボランティア活動を通じて実践的な力を身につけていきます。

 幸手市は桜で有名である。幸手市の権現堂堤(ごんげんどうづつみ)は桜の名所なのだ。幸手名桜高校なんてどうだろう。安直。しかられそうである。
 幸手新校は総合学科設置校である。再編対象の2校とも幸手市内に位置するので、ホントは幸手高校が一番いい。でもそれはできない。少なくとも、幸手〇〇高校にしなくちゃならない。
 この10年で、大学の場合、従来ありえなかった名称が出てきている。〇〇幸手高校や〇〇高校幸手もありかもしれない。
 【例】
 首都大学東京:東京首都大学ではない。
 こども教育宝仙大学:宝仙こども教育大学ではない。

 こんなのはどうだろう。
 総合高校幸手
 だめだろうな。。。
 順当なところで、幸手総合高校かな。幸手さくら総合高校あたりでどうだろう。

 「大井新校」 学校コンセプト(以下県教委資料による)

 学習と部活動を両立し、進路と実現する学校

 ★県内唯一のスポーツサイエンス科と普通科の2つの学科がある高校です。
 ☆少人数授業で一人一人にきめ細かい指導をおこない、学力を伸ばします。
 ☆スポーツを科学的にとらえた授業で知識を身につけ、競技力を向上させます。
 ☆職場体験やボランティア活動などの体験活動を積極的に展開します。

 ここは案外簡単なように思う。
 大井高校は旧入間郡大井町、福岡高校旧上福岡市に位置する。この1市1町は、2005年4月1日に合併。現在、ふじみ野市である。つまり2校ともふじみ野市に位置する県立高校なのだ。もめるのを避けるには、ふじみ野高校にするのが一番だ。
 どうしても「学習と部活動を両立」にこだわるのならば、何か「2」をイメージする単語を探すべきかもしれない。
 2... 数字の「二」はだめだから、「双」あたりか。双葉じゃあんまりだし、二つの志で双志(そうし)とかじゃどうだ。

 ふじみ野双志高校。長いか。ふじみ野双葉高校。やっぱりふじみ野高校がいいなあ。

 「吉川新校」 学校コンセプト(以下県教委資料による)

 一人一人を大切にする指導で進路希望を実現する学校

 ★昼間のⅠ部(全・定)と夜間のⅡ部(定)を持つ昼夜開講の総合学科高校です。
 ☆少人数の「わかる授業」、学び合う「楽しい授業」で大学進学をサポートします。
 ☆単位制により「総合教養」・「ビジネス」・「社会・生活」の3つの系列で学びます。
 ☆定時制課程は通常4年制ですが、3年間で卒業することが可能です。

 吉川高校と草加高校定時制課程を統合する形になる。クラス規模などを考えると、前者が後者を吸収する感が否めない。吉川高校のままが一番楽チンなのだが、それは許されない。(現在吉川市にある高等学校は、県立吉川高校一つである。吉川の名前を消すことは許されない。だからといって、草加市のことも無視できない。困りものである。)
 「吉川〇〇高校」
 〇〇には何か、最近の高校名ではやっているものを入れる。漢字、抽象概念で一人一人を大切にするという言葉をさがす。でも、「飛、翔、洋、陽、〇〇館」のようなものはちょっとありふれている。
 埼玉県の南東部なので、「南」「東」を入れるのもありかな。地名はやめたほうがよさそうだ。〇〇が丘、〇〇台だと、どうしても偏りがでる。
 一人一人を大切に... 進路希望の実現だから、「未来」を使うのはどうだろう。

 吉川未来高校、ひらがなで吉川みらい高校。陳腐かな。

 なお、この学校も総合学科を設置することになっているので、いよいよだめならば、吉川総合高校になるのかな。
 2部制なので、ここも大井新校と同じ考え方でやってみる。Ⅰ部・Ⅱ部の2部制、ふたつのなにか。なんだろう。柱、翼?何かないかな。
 双樹(そうじゅ)、双翼(そうよく、無理矢理読ませてふたば)... なんだか後者は暴走族みたいだ。だめだね。

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 応募してみようかな。
 募集要項を見る限り、埼玉県職員の応募が禁じられている様子はない。でも、九電のやらせメールみたいなことになるのはまずいかな。

 なお、この記事の元(県サイト)アドレスは以下の通りです。7月23日現在見ることができます。
 http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/s11/

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