JTB法人東京 教育旅行東京西支店から参加の確認と請求書が来た。
何と請求書に書かれた開催日が違ってた。
こんな基本的なこと間違える旅行幹事社で大丈夫なんだろうか。JTBの「T」はtroubleじゃなくてtavelだろ!!!
JTB法人東京 教育旅行東京西支店から参加の確認と請求書が来た。
何と請求書に書かれた開催日が違ってた。
こんな基本的なこと間違える旅行幹事社で大丈夫なんだろうか。JTBの「T」はtroubleじゃなくてtavelだろ!!!
大相撲で出場停止っていうのがあることを知らなかった。
取り組みで頭に血が上り、勝負の決着がついた後にもめて、一人で暴れるだけならともかく、取材に来ていたカメラマンを殴る。
相撲は国技で、力士は聖人君主たれなんていわない。でも、闘志をコントロールできなければ、日本人でも外国人でもまずかろう。国際化するのも結構だが、プロレスや生の喧嘩を見たいわけじゃない。
品がないというより、おバカさんである。
僕は読売教育メールの定期購読者である。
ちょっとまえ(7月3日月曜日)のニュース項目をみて、「えっ?!」と思ってまとめたこと。
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【県立高の推薦入試、復活案を県教委が発表(岩手)】
このニュースのエントリーをたどって、岩手県の地域ニュースページ他を読んで見た。それによると、岩手県の教育委員会は現在の中学3年生の入試で、「推薦入試」を復活させる案を発表したとのこと。
と、いうことは一度廃止にしているわけだ。
再開にあたり、、、
・面接の配点を下げる。
・英語応答試験を廃止。
・試験日程を2日から1日に短縮。
などの対策を立てるそうだ。でも、なんだかよくわからんぞ。
読売によると、推薦入試はスポーツ、文化・芸術、ボランティアなどの面で優れた成績を収めた生徒が対象。各高校が求める生徒像を定め、学科定員の10%以内で募集する。
…埼玉県でいう、「求める生徒像」だろうか。
一般入試では、面接(作文含む)の配点を170点から70点に引き下げる。学科試験や調査票の配点計830点は変わらず、900点満点となる。
…ということは、以前は1000点満点の評価だったのかな。試験は5科目なのかな。9教科なのかな。
英語の応答試験は受験生の待ち時間が長すぎるとして廃止。
…すごい。そんなことをしていたのか。どんな試験だったか調べてみようかな。
本当によその県のことはわからない。
先生になる前、今から考えると信じがたいことだが、先生の仕事として採点にあこがれていたことがある。
採用試験で、すでに講師をしながら、試験を受けに来ている人と知り合いになり、採点の話を聞いた。なんだかわからないけど、「テスト採点、いいなぁ~」なんて感じていた。本当におバカなこと。いま考えると赤面ものである。疲れる仕事なのに。
やっぱり採点をするのは、先生の特権くらいに感じていたのかな。
それとも、自分が教えたことがどの程度生徒の頭に残るのか、知ることができるとでも感じていたのかな。
採用試験に合格し、曲がりなりにも先生と呼ばれるようになって、二つとも違うことに気づくのにそんなに時間はかからなかった。
僕は定年退職まであとどのくらいの考査を採点するのかな。あといくつくらい○×△をつけるのかな。そんなことを考えた。
今年は持ちクラス6クラス、おおよそ240名の生徒。定期考査5回で1200枚とするか。仮に一つ1点の問題を作っていたとして、120,000個の○×。。。 それに勤続年数を掛けてみる。38年.... そのほか小テスト、課題テスト、レポート....
考えるのやめよっと。
火曜日、成績会議だ。
もうすぐ夏休み。
生徒の進学相談を受けていると、どうも落っこちているのではないかと思うこと。
「おかね」
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4年制大学に進学すると、学費だけで500万円は覚悟してもらわないとダメである。
この間(4年間)、就職すると初任給でベースで年収は手取りで200万円くらいになるか。これを4倍すると800万円である。
就職者と大学進学者。一方は800万円のプラス、もう一方は500万円のマイナス(投資)である。±1300万円。この1300万円の差は、一体大学進学後何年くらいでキャッチアップできるのだろう。
高卒5年目と大学新卒1年目。年収の差はどれくらいかな。
大学にいってしまったら、少なくとも高卒5年目の人よりも初任給が高くなければ困る。年収が多くなければ、ペイしない。何年目に就職してからの総収入が逆転するんだろうか。誰か調べてないかな。
…いかんな、人任せ。。。
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保護者との話し合いで「おかね」の話しはどうもタブーらしい。確かに生徒の家庭の経済状況は担任教師から見ればどうにもならないことだし、保護者から見れば大きなお世話であると思う。でも、「おかね」の話しができないのも問題のような気がする。
学費。。。
大学でも、短大でも、専門学校でも、校種に関係なく進学すれば月10万円は覚悟しなければならない。年間だと120万円。初年度ならばある程度の入学料も必要になる。合計で150万円くらいかな。これを2分割で支払う意識が保護者の方にはない(弱い)ような気がする。進学をさせることを認めるのは、スタートでこれだけのお金。その後大学ならば後年度負担としてあと350万円程度の覚悟がいる。
理学療法や作業療法などを学ぶ学校だと、初年度の納入金が180万円近くなることもある。
初年度150万円ならば出せるが、180万円はダメだということがよくある。こんな時生徒の相談を受ける場合、180万円ではなく、30万円をどうするか考えて折衝する用にアドバイスする。30万円ならば、月25,000円をどうかせぐかで何とかなる金額なのだ。また、進学してもいいと一度いった以上、150万円の覚悟はあったはずだが、180万円と聞くと最初の150万円の覚悟も忘れてしまう保護者もいる。
現在では地方自治体の就学支援政策も随分充実しているし、探せばかなりいろいろな借金の方法もある。でも、このあたりの情報がなかなか保護者に伝わらない。隔靴掻痒とまではいわないけど、もどかしい。
何かいい方法ないものかな。
今年僕は3年生の担任です。
以前のエントリでも取り上げたように、勤務校では1年次からの成績データ・出欠席をそれぞれデータベース化し、調査書の成績等欄に引き継げるようになっています。いろいろなデータをあらためて記入・入力しなくてもよくなっているので、後は所見などを別途入力すればいいシステムです。
でも、まだ、手書きでないと困るものが二つあります。
1.推薦書(特に所見欄の記載事項)
2.いろいろな書類を入れる封筒の表書き
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1.について
前回3年生の担任をしたときから、僕は推薦書に直接原稿を印字することに挑戦しています。きっちりA4(B4orB5)ならばいいのですが、若干サイズが違うこともあるので工夫が必要です。でも、だいたい何とかできるようになりました。
2.について
推薦書も全部が印字できるわけではありませんが、こればっかりは手書きです。そんなときに仕事能率を上げるには、手になじんだ筆記具が必要になります。
ここ数年の僕のfavoriteは...
SHEAFFERのカリグラフィーペン。
PILOT(パイロット社)パラレルペン
とにかく手になじんでつかれない。僕の味方です。
体調が悪く、午後休暇を取って帰宅したら、放送大学から手紙が来ていた。期末考査受験票だった。
試験日程を確認する。
…7月30日(日)、2時間目(10:25~) OK
持込物品
…※? 印刷教材とノート
印刷教材は教科書のこと。書き込み、追補、コピー、通信指導問題、添削結果の添付等OK。
ノート:自筆ノートに限らず、PC等で作成したものでもOK。
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そ~と~難しいのかな?
一学期も残すとことわずか。本当に疲れている。
梅雨明けもまだなのに、暑い。かと思ったら、雨。子どものころの記憶をたどっても、最近の雨の降り方は変だ。
おもしろくないことも多い。気の利かない管理職の言動に接すると、本当に疲れる。そんなこんなで、とにかくどうにもならない。あまりに疲労度がひどいので、休めるときは休暇を取ることにしている。
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僕たち英語の教師は黙っていることは許されない。特にオーラルコミュニケーションの授業でTTの場合は話しっぱなしである。気がつくと汗まみれ。その上教室が暑いから体がクールダウンしない。
勤務校の教室に冷房はない。生徒が40人いると、息をしているだけで教室内の温度が上がる。本当かウソかわからないが、高校生くらいの人間が一人いるだけで、1m先に100w電球が2個ついているのと同じくらいの発熱量らしい。40人生徒がいたら、80個である。以前、教室内で、午後の授業中37.5℃を計測したことがある。それでも、学校の教室に付けられるのは…信じがたいことだが…扇風機くらいである。
公立学校でも全館エアコンによる冷房を実施しているケースもある。いまどき、どこでも冷房が入っているのだから、入れればいいだろうという話を聞く。が、それほど簡単なことではない。
県立高校で冷房が入っている学校もあるが、これは県の予算でつけられているもは少ないはずだ。自衛隊・米軍基地近隣、工場等の近隣騒音・大気汚染があり、窓が開けられない。それこそ、あまりほめられた立地条件でない場合(特殊例)を除いて、予算化できないのである。全県で学校が一つしかないなら何でもないことだが、埼玉県全部でとなると話が違ってくる。県が積極的にそんなことをするには、全県一斉(150校を超える)に実施しなければならない暗黙の了解(公立高校なので順序がつけられない)がある以上、財政上・行政上も困難を伴うのだ。
では、設置されている学校はどうしてそんなことができるかというと、保護者の要求の形をとっているからである。
『伝統校だから、大学進学が多くて勉強をしやすくしてあげたいから...
保護者の理屈ならいいけど、公共機関である県がそれはいえない。それでも冷房をということになれば、学校で県の基準以上の保護者納入金(授業料+諸経費)を考え、保護者を納得させてくれということになる。
県内で誰もが認める(ちょっとおおげさか)伝統校・春日部高は昨年父母負担で全30HRに6月から冷房を設置した。空調設備は5年間のリース契約で6260万円。生徒1人あたり月1000円を保護者負担。自家発電機の燃料代は、後援会が負担だそうだ。夏の間だけ(6月から10月)の運用にしても、保護者負担5000円増である。冷暖房ならば、12000円の保護者負担である。
これだってリースでなければ支出はもっと長期にわたる。
また、築30年以上経過している学校の屋上は、屋上の機能しかない。天井の補強から始めなければ、機械も設置できない。地上に設置するにも、3、4階建の校舎の場合非効率だろう。県内には30校ほど、全日制定時制併設学校がある。この場合は、全日制の保護者のお金で冷房設備を導入した場合、定時制の生徒がそれを使う根拠がない。同等の費用負担を求められて彼ら彼女たちのが支払えるのか、保護者が納得してくれるのか校内調整は厳しいものがある。
給食費すらきちんと支払わない(支払えないではない)保護者が新聞紙上を賑わす。ケイタイのお金はだせてもである。負担増は有無をいわさず絶対悪呼ばわりである。そういう保護者がいる状況では、学校が保護者負担を求めることなどできない。で、結局どうにもならない。悔しいが税金でできるレベルには限度がある。
そして同じことが繰り返される。
生徒にも人気がある人気お笑いコンビ、オリエンタルラジオ・中田敦彦さん(23)が2日、日本テレビ系番組「全国高等学校クイズ選手権」の収録のため、男性インストラクター(35)とともに東京・神宮球場にパラシュート降下しようとしたがっ、、、
赤坂御用地内に不時着した。
新聞ではとんだ武勇伝とか書いているが、
-違うだろ!!!-
***** ***** ***** *****
これは笑い事ではない。シャレにならない。
ヘリまたは小型機で東京上空に侵入。パラシュートで降下したら、皇居でも東宮御所でも、国会議事堂でも、総理官邸でも攻撃できることになってしまう。
今回、皇宮警察隊もどういう対応をしたのかわからないが、大げさではなく、パラシュートの2人は拳銃で撃たれなかっただけラッキーだと思わないとね。
公安関係者、相当肝を冷やしているのでは。
7日の読売新聞に、去年ブログで取り上げた、経営難・悪化の私大への対応策(私大経営破綻に備えた動き2005.11.26)を、私立学校への助成や融資を行う「日本私立学校振興・共済事業団(私学事業団)」の有識者グループがまとめたことが取り上げられていた。私立大学経営破綻対策の中間報告である。
それによると、私大経営状態を判定する指標作成、悪化を確認した場合、経営指導に乗り出す。これを読売は「イエローカード制」の導入としている。また、大学同士の合併も経営基盤強化の有効策と位置付け、同事業団に仲介役を求めているとのこと。
有識者グループは、志願者数と入学者数が一致する大学全入時代が到来する来年度を前に、最終報告をまとめる方針。
前回のエントリー通り(ちょっと遅れたが)、中間報告ができた。
最終報告に基づき関連法案を作成、それを'07年1月通常国会で審議。上手くいけば'06年度内成立。平成19年(2007年)4月以降制度が適用できる。できるようにしておいてもらいたい。
全入時代の4月、相前後して経営が傾くか倒れる大学が必ず出てくる。
【今日は日曜日。でも、お仕事・・・】
県立高校だけではないと思うが、だいたいどこの学校でもPTAがある。そして、生徒の居住地区別でPTA懇談会というものが実施される。今日はその懇談会。午前中は出勤である。
今日の勤務分の代休なんてどうせ普段の日には取れない。夏休みになれば、全県の進学相談会(これも土日開催)にも出向かなければならない。これの分と併せてずーっと後で1日分代休が「いただける」ことになる。そんなこんなで、夏休み中、夏休み以外の休日が増えていく。見かけ上いっぱい夏休みがあるように見えて、ふざけたことを言われることになる。
昨日だって丸一日期末考査の採点である。これも持ち帰り仕事。厳密に言うと持ち帰ってはいけない仕事かもしれないが、出勤して採点しても代休なんかもらえない。情報管理上も非常に問題があるが、終わらないものはどうにもならない。
ホント、どうにかしてほしい。
電車の中吊り広告で見かけた。
なんじゃこれって、ちょっと考えてしまった。
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Be Hot with Cool
熱い心と冷静な判断で
この街の明日を支えてゆく
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埼玉県警の警察官募集ポスターである。
coolを不可算名詞として使う。「クールさ、冷静さ」の意味だろう。随分めずらしい使い方だと思うし、そもそもwith coolっていい方はどうなんだろう。
通じるかもしれないけど、言わないいい方って、どんな言語でもあると思う。authenticなのかどうか、僕にはわからないので同僚のALTに聞いてみようと思う。
全英連のウェブサイトに、東京大会の案内が掲載されました。
今年の大会の申し込み受付も始まりました。ここ数年の、ウェブサイトの申し込みフォームを使ったものではありませんが、FAXでも、メールでも申し込めるようです。
全英連参加者。。。今年も参加します。
Googleの機能に、「アラート」というものがある。
自分の興味のあるトピックを登録しておくと、何かニュースがあるたびにメールで教えてくれる。僕は大学の設置について、仕事上も個人的にも興味があるので、「大学設置」で登録している。関連ニュースがあるたびにアラート(速報)がメールで送られてくる。
アラートには実際に文部科学省に申請が出る前の状況でもニュースになるので、申請されない(計画倒れ)ものもある。
大学新設に興味があるのは、おそらくは新しい学部学科が現在からこれからの社会で必要とされる(と、設置者が考え感じている)ことを学ばせると思うからだ。何となくの学問の必要性が見えるような気がする。
生徒の進学相談に乗るときの、自分なりの情報収集の一環である。
人間情報科学とeラーニング(’06)のレポートが添削されて返却されてきました。
一応評価はA。まあまあでしょう。
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前書き
設問1.
第1章から第4章までに学んだことについて、興味を持った語、あるいはわかりにくかった語についてのまとめ。
…本科目タイトル「eラーニング」について
eラーニングは主にICT関連技術を利用した教育で、ネットワークによる遠隔教育全般をさす。遠隔教育は通信教育とほぼ同じ意味で使われる用語である。しかし、従来の通信教育とは異なる。いわゆる学校教育とも異なる。どのような差異があるのか考察する。
設問2.
第6章、課題研究1
IDの歴史や近年の変化、あるいは学習心理学との関係など本章で述べられていることについての考察。
…目標とそれに準拠した評価の手法、いわゆる絶対評価について
学校現場で働く自分は、絶対評価と呼ばれる評価のし方について、難しさを感じている。特に、現職英語教師として難しさを感じるのは、実際に英語を使うことについての評価である。自ら下した評価の正当性について、評価をどのようにすればいいのか考える。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
設問1.eラーニングについての考察(582語)
教育の場(学校)において、知識の流れは教授者(教師・教材作成者)から学習者に向かう。これは遠隔教育でも同じである。学校教育とは異なり、遠隔教育では両者間にインタラクション(質疑応答)は成立しにくい。また、学習者間の学びあいも同様である。eラーニングも学ぶべき知識(教材)はウェブ上にあり、知識の流れは同様である。知識の伝達手段にICT関連技術が加わり、学習の質がどのように変化したのか考察した。
放送大学を例にとる。この大学は放送等を利用する遠隔教育(大学)である。講義はTV、ラジオというメディアを用いて行われる。決められた時間に放送されるので、録画等をしない限り受講できない。学習時間に制限があり、学習者間の学び合いも難しい。これが従来の遠隔教育の限界だと思う。
これに対してeラーニングは、教材を利用できる環境ならば、時間・場所の制約も、従来型の放送による遠隔教育よりも少なくなる。学習者が学びたい時間、学びたい回数を選択できる。これは、遠隔教育の弱点を補い、学び方の選択肢を広げることに資する。また、メール・電子掲示板等を活用することにより、学習者間の学び合いもより容易になる。
eラーニングは遠隔教育の弱点を補完し、学習者の学習の深化に有効な教育・学習方法であると思う。学習者が自らの学習を組み立て主体的に学ぶことを、より一層援助するものであることがわかった。
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設問2.絶対評価について(1179語)
目標とそれに準拠した評価(絶対評価)は、予め設定した到達するべき目標(評価規準)に対して、どこまで到達できたかで評価する方法である。この評価規準の設定が自分は非常に難しいと考えている。評価規準設定の正当性・妥当性の検証方法がわかりにくいと思うからである。
評価規準をどの程度到達できたかを判断する指標を評価基準という。評価規準の設定、評価基準の達成判断は教師による。ここまでは問題なく理解できる。達成判断に学習者自身の自己診断を加えることも可能であるが、いずれにせよ最終的判断は教師による。設定の妥当性の判断はどのようにすればいいのか、これが常日頃頭を悩ませる。
PDSに代表されるシステム的アプローチを教育の場で学習指導計画(年間・学期・授業)に取り入れ、計画・実施・検証を意識し、1サイクルとして授業改善に利用するようになっている。問題はP(Plan=計画)とS(See=検証)であり、評価規準の妥当性を検証する方法が、前記のように最終的には教師による。学習者のニーズに合っているかどうかを、どのように検証すればいいのか。正しく検証できているのか。厳しい見方をすれば「お手盛り」になるのではないか、その恐れが常にある。
今回第6章を学習し、カークパトリックモデル(4段階評価法)という考えを知った。反応、学習、行動、結果とわかりやすいキーワードで説明され、自分が行っている日頃の授業において、PDSのPとSの作業で十分でない(検証に向けて不安に感じる)ことを軽減できるのではないかと考えた。
4段階評価のレベル1、反応については以下のように行っている。自分を含めて、教師は通常1回の授業でも、数回の一まとまりの授業でも、授業に対して生徒がどのような反応をしめしたかを観察・評価する。これは授業中の質疑応答、授業後アンケート、定期考査時の生徒のコメント記入などの形をとる。
レベル2、学習については、小テスト、既習事項を確認する質問(事後テスト)等により学習内容の定着がはかれているか観察・評価できる。
それぞれのレベルで、生徒の学習状況を観察している自分が設定した評価規準がどの程度達成できているか考えることにより、規準の設定に無理があったかどうか考察できる。しかし、行動や結果というレベルまではできていない。「行動」は、スキルを(卒業後の)仕事に生かせたかどうか、「結果」は、教育が組織(社会)全体にもたらした意味を問うことになるが、どちらも難しい。ROIという考え方も理解できるが、結果がそれほど早くでるものではない。
英語教育の場合、「英語の使える日本人の育成構想」がレベル3、4を検証する時の規準となるものだと思うが、レベル2と3の間が不連続のような感覚を感じる。この点の解消ができれば、設定の妥当性にも自信が持てる。さらなる検討、学習が必要なことがわかった。
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設問1.参考資料
1.放送大学昨年度履修科目、情報教育論教科書第9章
2.オンライン百科事典Wikipedia
e ラーニングエントリー
設問2 .参考資料
1.放送大学今年度履修科目、人現情報科学とeラーニング第6章
2.文部科学省ウェブサイト
英語の使える日本人の育成のための戦略構想