11月6日まで福岡市博物館で「浮世絵三大巨匠展」が開催されています。
美人画の第一人者となった歌麿、「富嶽三十六景」で世界に知られる浮世絵師北斎、「東海道五十三次」「名所江戸百景」の広重です。「富嶽三十六景」が46枚、「東海道五十三次」が55枚の傑作ぞろいで、キャプションも分類も分かりやすく非常に見ごたえがありました。
今回特に心に残ったのが広重の「名所江戸百景」です。「東海道五十三次」が広重の浮世絵師としてのスタートなら、「名所江戸百景」は、北斎を超えようと心血を注いだ晩年の集大成ということで、大作ぞろいでした。 「亀戸梅屋舗」と 「大はしあたけ の夕立」は、ゴッホがこれを模写をした作品でもあります。広重の大胆な構図とデフォルメに、ゴッホが惹かれたのがよく分かりました。