そうめんカボチャ、これをはじめて知ったのは20数年前。お隣の奥様にいただいた酢の物が始まりでした。黄色くて、まくわ瓜をごつくしたような感じで、金糸瓜ともいうそうです。
輪切りにして1~2センチの厚さに切り、種を取り除きます。串をさして軟らかくなるまで5,6分ほど茹でます。茹ですぎないのがコツ。
それを水の中でほぐすとあらあら不思議!なんと果肉がそうめんのようほぐれてわくわくする瞬間です。皮はもちろん取り除きます。
茹でただけで変身するこの意外性が楽しいのです。私の千切りよりもよっぽど美しく、職人技の域です。
しゃきっとした歯ごたえ、清涼で透明感のある色、癖がないので酢の物にすると夏によく合います。こんなにスグレモノなのに、なんとなくマイナーな食材なのはどうして?スーパーでも1/4~1/2カットで値段も安くひっそりと売られています。我が家の夏の季語なのに・・・。
カボチャといえば、最近1個300gほどの小さい「ぼっちゃんカボチャ」が出回っています。このかわいさはやはり食卓に乗せてみたくなります。ひき肉を詰めるつもりでしたが、なんとなくクリームを詰めてみたくなって変更。
チーズをふってオーブンで・・・となると、やはり寒いときのメニューのようですが、暑気払いにはいいと思います。