注文して20日間もかかって、やっと孫の初節句の雛人形を届けることが出来ました。なかなか娘の気に入るのがなくて、やっと出会ったのがこの親王飾りです。見るほどにほのぼのと心が和みます。
娘の初節句の時は、世の中がまだ「大きいことはいいことだ!」の時代で5段の段飾りでした。飾るのに1日がかり、しまうのにも1日がかりの大仕事でした。おまけに物心付いた頃、娘は人形の顔が怖いと言ってずーっとお蔵入りしたまま。
今度のお雛様は、やっと娘が気に入った優しいお顔の雛人形です。前回と同じく木目込みですが、こちらは無形文化財の技術を継承する人形作家原孝州によるもので、「穢れのない赤ちゃんのお顔を基本としているので、これまでの木目込みのイメージを覆すほどの仕上がり」というのが特徴です。
娘の5段飾りはお嫁には持っていかなかったけど、この大きさなら孫もいつまでも大切にしてくれると思っています。