新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

シュウメイギクの「びっくりポン」

2015年11月22日 | ガーデニング

数年目にしてやっとたくさんの花を咲かせたシュウメイギク。「秋明菊」と当てた漢字のなんと美しいこと!花が散った後の実を切り花にしてみました。。


球状の実がダンスをしてるようなリズミカルな動きが面白くて存在感があり、輪島塗の花器と合ってとても気に入っています。小さな紙風船は、色の数だけの折り紙を組み合わせて、小2の孫が作ってくれたものです。不器用なばーばを越えてくれて嬉しい限りです o(^-^)o 
眺めているうちに、球状の「実」は、最初から花の真ん中にあるので結実したものではないはず・・・。「実」ではないかも、と思って調べてみると、シュウメイギクの花の構造を全く理解していなかったことがわかりました。



ピンクの花弁のように見えるのは「蕚片」で花弁の役割を演じているそうです。真ん中の緑の球状は多数の「雌しべ」が集まったもので、その周りの黄色いのが「雄しべ」だという事がわかりました。
この球状の緑は熟すると中から綿毛が出てくるのだそうです。まさにシュウメイギクの「びっくりポン」でした。
シュウメイギクは「菊」ではなく、キンポウゲ科のアネモネの仲間。キンポウゲ科の植物の多くは花弁を持たないのだそうです。
美しい花に細かいことをいうと興ざめですが、雌しべの中から綿毛が飛び出すのをぜひ目撃したいものです。

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