12月23日午後2時開演、九州交響楽団恒例の年末の「第九」のコンサートがアクロスで行なわれました。今年もまた行ってきました。
動き回ることの多かったこの1年、どうにか走り切った後に「ごほうび」として、これくらいは・・・と3か月前からチケットを確保していました。 それに一年の終わりというけじめもつくような。そんな気持ちの人も多いのでしょうか、チケット発売1か月後にはほとんど売り切れの状態でした。
(チラシとアクロスの写真はネットからお借りしました)
観客は3階席までびっしりの1800人です。私がやっと手に入れた座席はなんと3階席!しかしそこはラッキーにも穴場だったのです。はるか下方から聞こえてくるオーケストラと合唱が、地の底から湧き上がってくるエネルギーのような感じで、いつもより力強く、これぞ第九と思ったほどでした。
あちこちで、第九を年末に演奏する習慣は日本のいわば風物詩。本場ドイツではそういう習慣はないそうです。
平安の太古から、海外の文化を自分の風土に馴染ませ、日本独特の文化にしてしまう・・・、それが違和感がないのが不思議です。
明日はクリスマス。仏教系の幼稚園でもクリスマスをやっているようです。年末は除夜の鐘。正月は三社参り。多様な文化や宗教を純粋に楽しめるのはやっぱり平和なんですね。