妹と待ち合わせた福岡市のど真ん中の天神。いつもは込み合う道路もスイスイと20分ほどで着きました。
一年前までごった返していたインバウンドは韓国問題でガクンと減り、残っていた中国人観光客までコロナウイルス問題で一掃するようにいなくなってしまいました。

三越で「日本伝統工芸展」が開かれていました。約600点。日本の技と芸術的センスが詰まった作品ばかりです。この伝統が続いてほしいと思います。
600mの地下街はカートを引いた客は見かけず、ぶつかることなくスイスイと歩けるし、デパートの売り場もガラガラで手隙の店員さんがすぐ跳んできて応対します。レストランもカフェもゆったりと席を取ることが出ました。見た目でも6割以上減と言うところでしょうか。このままではお店をたたむことも...と気が滅入ります。
ここにきて世界的に落ち込み始めた経済は、回復に2年もかかるという評論も聞かれました。観光地はこんなにまでインバウンドに頼っていて、それが右肩上がりにずっと続くことしか見ていなかったと思います。
あべのハルカスを横倒しにしたほどの大きさだという大型クルーズ船ですが、上陸できずに2週間も閉じ込められる旅行者を思うと気が遠くなります。
乗船者が外気に触れたり、体を動かしたり、視覚聴覚の楽しみが考慮される日々であることを祈ります。

三越で「日本伝統工芸展」が開かれていました。約600点。日本の技と芸術的センスが詰まった作品ばかりです。この伝統が続いてほしいと思います。
伝統に新しい表現法を取り入れて、無駄をこ削げ落とし一分の隙もない作品は新鮮ですが、私はやはり青磁・白磁の壺が好きです。 ずっと見慣れた伝統から抜け出せないでいるのかな....。