飛鳥時代と飛鳥の地にロマンを求めて·····。最近すっかり飛鳥時代に心を奪われています。資料が少ない分登場人物への著者の思い入れが心に響いてきますが、歴史事象は大まかに年表に沿って進みます。
黒岩さんの本には飛鳥時代の地図も載せられており、読む側のイメージがリアルっぽく膨らませやすいのです。
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蘇我入鹿の横暴と野望を打ち砕くために、中大兄皇子と鎌足がクーデターを起こし、大化の改新へと導く物語です。
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大化の改新以後、倭の国を強大な国家にしようと奮闘する中大兄皇子と弟の大海人皇子。その間で額田王が誇り高く生きる物語です。
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天武天皇(大海人皇子)の亡き後、皇后(讃良皇女)が持統天皇となり大宝律令成立へと導く物語です。
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蘇我入鹿の横暴と野望を打ち砕くために、中大兄皇子と鎌足がクーデターを起こし、大化の改新へと導く物語です。
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大化の改新以後、倭の国を強大な国家にしようと奮闘する中大兄皇子と弟の大海人皇子。その間で額田王が誇り高く生きる物語です。
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『茜に燃ゆ』に続く流れとしてこちらを先に読みたかったのですが、本の到着が遅れたので後回しになりました。
中大兄皇子が天智天皇になり、仲のよかった弟・大海人皇子との間にすきま風が見え始めます。やはり弟より我が子の大友皇子への愛の濃さはどうしようもなかったのです。
上巻だけで500ページの長編大作です。今進行中。面白い!
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天武天皇(大海人皇子)の亡き後、皇后(讃良皇女)が持統天皇となり大宝律令成立へと導く物語です。
この数冊の心棒をずっと貫いているのが大海人皇子。
特に黒岩さんは、古代人があまり持ち合わせていない人間尊重の男の煌めきを大海人皇子の中に見いだし丁寧に描いています。
子供の頃の知識は天智天皇(中大兄皇子)と水時計の強烈なイメージがあり、長男・中大兄皇子を主流に考えていました。
大海人皇子は次男。常に出すぎないように細心の注意を払いながら忍んで忍んで。
出過ぎたら即命取りになる時代です。親族でも殺し合う時代の中で、親族と政治と貴族を、表面は無関心さを装いながら、胸の奥底で冷静に見つめた人間性の描き方のうまさにすっかりファンになりました。
まだ『天の川の太陽』の下巻が待っています。